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09月05日-02号

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  1. 里庄町議会 2022-09-05
    09月05日-02号


    取得元: 里庄町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    令和 4年 9月定例会         令和4年里庄町議会第7回定例会会議録(第2)1. 招集年月日 令和4年9月5日(2日目)1. 招集の場所 里庄町役場議場1. 開   議 9月5日 午前9時30分1. 出席 議員 (4番欠番)    1番 藤 井 典 幸  2番 佐 藤 耕 三  3番 仁 科 千鶴子    5番 小 野 光 章  6番 仁 科 英 麿  7番 眞 野 博 文    8番 小 野 光 三  9番 高 田 卓 司 10番 平 野 敏 弘   11番 岡 村 咲津紀1. 欠席 議員 な  し1. 地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名   町長      加 藤 泰 久     副町長     内 田 二三雄   教育長     杉 本 秀 樹     会計管理者   田 口 二 朗   総務課長    赤 木   功     企画商工課長  村 山 弘 美   町民課長    枝 木 敦 彦     町民課参事   村 山 達 也   農林建設課長  仁 科 成 彦     農林建設課参事 鈴 木 達 也   上下水道課長  竹 内 伸 夫     国土調査室長  妹 尾   渉   教委事務局長  小 寺 大 輔     教育委員会事務局参事                               淡 路 尚 久1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長  小 野 宏 明1. 議事日程   日程第1 一般質問1. 本日の会議に付した事件   日程第1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開議 ○議長(岡村咲津紀君) 皆さん、おはようございます。本日はご苦労さまです。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年第7回里庄町議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 1番藤井典幸です。おはようございます。 通告書にありますように、中学校のトイレ改修について質問をさせていただきます。 この質問は、前回6月議会でも質問させていただきました。その中で中学校のトイレの洋式化率が著しく低いため、改修しない理由や今後の計画等を聞きたいと思います。 まず、前回でも聞きましたが、学校施設、幼稚園、小学校、中学校の洋式トイレの数と改修率を確認のため、教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんの学校施設、幼稚園、小学校、中学校の洋式トイレの数と改修率というご質問について答弁をさせていただきます。 これは去る6月定例議会一般質問におきましてお答えをしておりますが、いずれも各幼稚園、学校とも、屋外トイレの便器を含めた数値を改めて申し上げます。 初めに、里庄東幼稚園から、大便器6に対して洋便器は5、洋式化率は83.3%、西幼稚園は大便器8に対して洋便器が7、洋式化率は87.5%。 次に、小学校でございます。里庄東小学校は大便器41に対して洋便器が24、洋式化率は58.5%、西の小学校は大便器50に対して洋便器が35、洋式化率は70%となっております。 最後に、里庄中学校でございます。中学校は、大便器30に対して洋便器が6、洋式化率は20%となっております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 学校のトイレの設置や数については、国が示している法的規定や基準はありませんが、里庄町の学校におけるトイレの設置の考え方、これはどのようになっているのか教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんの学校のトイレの設置基準というご質問でよろしかったでしょうか。 学校トイレにおけます衛生器具の設置数、こちらは給排水衛生設備の設置基準というのがございます。これに基づき算定を行って穴数を出していくということになります。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 基準があるということで、その基準をもうちょっと細かく教えていただけますか。子供の数に対して幾らぐらいなのかとかいうのがあればですねえ、学校はどれぐらいのトイレが必要なのかというのが分かると思うんです。ただ、その基準だけを言われても、本当に幾ら要るのかなというのがちょっと分からないので、その辺をちょっと教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんの質問でございます。 トイレの設置基準、先ほど私申し上げましたとおりでございます。 具体で申し上げますと、学校トイレ、これは設計段階においてなんですけれども、トイレの穴数、これは給排水衛生設備の設置基準というのがございますので、これに準じて算定を行います。例えば、中学校の今現在で申し上げますと、中学校のトイレを利用される方、これは全校生徒あるいは教職員が含まれます。これらの生徒、教職員で約350名ほどトイレを利用されるということになります。衛生器具の設置数、これは男性、女性、それぞれ条件が異なりますので、男性は小便器というのもついてきます。女性は大便器のみということになりますので、それぞれ男女別に算定を行うようになります。仮にですね、男性、女性とも約200から225名という数値で仮定した場合、かつトイレは基準値を待つ時間が比較的短い、基準では30秒以内という基準がございます。これが最高値になっております。この最高値で算定した場合でも、トイレの便器数、現在の中学校に当てはめると、男性で2穴、女性で4穴プラスということでございますので、穴数については特に問題ないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 たしか、労働基準法じゃなくて、事業所等のトイレの数の算定方法、これに大体似たようなものがあるんですかね。男性だと何十人に1つとか、女性だと何十人に1つとかいう基準ですよね。そういう基準に当てはめて、現在は数としては問題ないということですね。分かりました。ありがとうございます。 中学校のトイレ、これ、非常に古く感じるんですよねえ。これ、いつ設置されたか、何年に設置されたのか、ちょっとその後ですね、何年に改修されたのかも教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼します。藤井議員さんの中学校のトイレはいつ改修されたか、いうご質問でお答えをさせていただきます。 当校の中学校でございます。トイレ施設の設置から今日までの改修履歴等についてお答えをさせていただきます。 先ほど最初の質問でお答えをさせていただいた洋便器率の数値のときに、屋外トイレの便器を含めた数値というふうに報告、答弁をさせていただきました。こちらはですね、屋外トイレ以外のトイレということでお答えをさせていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 まず、昭和54年に建設をしております、現在職員室が入っております3階建て、こちらの管理特別教室棟の棟内のトイレ、これと屋内運動場の玄関正面に整備をしております2階建てのトイレ棟、この2か所がございます。これらのトイレの改修につきましては、昭和44年に建設をしております運動場に面した2階建ての普通教室棟、ちょうどテニスコートの北側の2階建ての建物でございます。この建物を平成10年に大規模的な改修を行っております。そのときの工事に併せてこの2か所のトイレも一部洋式化等の改修を行っておりまして、その後は必要に応じて修繕等の対応をしているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 一番古いのが、昭和44年に改修したときに建てられたということですか。じゃなくて。54年。失礼しました。54年。失礼しました。それでも、すごい古いですよねえ。このときに、今、洋便器率20%と言われたんですけれども、当時洋式トイレというのは多分珍しかったんだと思います。ほとんどが和式トイレがほとんどあったという状況で、この当時ですね、洋式便所、洋式トイレを入れてくれたというのは近代的だったんだと思うんですけれども。現在、もうすごい年数が、何年、40年近くたってるわけですよね。40年近くちょこちょこ小改修はしたとは言われましたけれども、大きな改修はなかったということで、非常に古いのは事実だと思う。本当に私も古く感じますけど、もう本当にびっくりするぐらい古かったということです。 先ほど言われた屋外トイレを除くというふうに言われました。多分屋外トイレというのが、武道館の北側にあるトイレのことを言われてるのかなというふうに思います。今現在、あのトイレって、閉鎖されているんですよね。そのトイレはいつからなぜ閉鎖されたのか、またこのトイレは除くと言われんで、いつ建てたのかっていうのもちょっと分かれば教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事
    教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼します。藤井議員さんの武道館北側のトイレ、閉鎖されているが、いつから、なぜなのかというご質問についてお答えをいたします。 里庄武道館北側屋外トイレは、昭和47年、建設をしております学校の施設でございます。現在は、使用できない状況となっております。いつ頃から使用ができていないのかは不明でございます。また、このトイレが閉鎖された明確な理由についても今のところ不明でございますが、生徒指導上の理由が推察されるというところでございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 昭和47年ですか。一番やっぱ古いですね。確かにあのトイレすごく古くて、私が中学生の頃あったような気がするんですよ。見た感じも古いし、使えたときにも扉が壊れていたり、流れが悪かったりということもありましたので、そういうのも原因なのかなというふうに推測されます。 あのトイレ、現在封鎖してるわけなんですけれども、今後そのトイレ、どういうふうなことにしようかなと、あのまま閉鎖したまま放置しとくのか、今後どういうふうなことをするのか、もし目的とか、そういうものがあれば教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんのご質問でございます。武道館北側のトイレの取扱いということでお答えをさせていただきます。 ご承知のとおり、建物もかなり古くなっております。現在は使用していないということでございます。今後につきましても、いろいろとですね、学校のトイレも含めて全体的な衛生設備の改修ということ、これは必要かなと思っております。そのタイミングでそのトイレも一掃したいというふうな考えでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 今後、トイレのことも改修というふうなことを考えておられるということで、それはそうですね。もう閉鎖されて使えないトイレをずっと放置しておくわけにもいきませんし。早めに改修なり、何なり、使えるようにするのか、またそういうものはもうトイレとして必要ないのかということも早めに考えていただきたいと思います。 全国の平均洋便器率、これ前回にも言いましたんですが、全国の平均の洋便器率は57%、岡山県は49%、里庄が53.7%で、前回の質問では全国的にやや劣る数値だが極端に低いという数値ではないという回答をされています。確かに小・中学校の平均は53.7%、岡山県が47%なので、それより上ですよね。ただ、中学校の洋便器率だけを見ると20%、非常に、極端に低いと思いますが、20%、低いと思いませんか。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼いたします。 全国平均の洋式化率57%、国が公表している数字でございます。それに対しまして、岡山県は49%、里庄町は53.7%という数字でございますけれども、本町の中学校につきましては極端に低いのではないかというところでございます。 現在使用していない里庄武道館北側のトイレ棟を除いたトイレ棟で算出をしても、洋式化率が31.6%ということでございますから、他校と比較すれば低い数字であるというふうに捉えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 そうですよね。やっぱし武道館のあれを引いてもですね、極端に、極端と言うほどでもないですけど、31%、非常にやっぱり低いというのはもう事実です。 現在、中学校にはですね、1年生117人、2年生が90人、3年生が104人、教員が38人在籍されています。生徒だけでも311人いるわけです。人は1日にトイレに5回行くと言われています。生徒が学校内にいる時間を考えると、学内にいる時間にですね、大体2回はトイレに行く必要があると思います。生徒は学校以外のトイレには行けれません。使えません。使える時間も基本的に休憩時間しかありません。 6月の一般質問の後、これ、中学生の保護者の方から電話をいただきました。中学校の洋式のトイレの数にびっくりして、娘に学校のトイレはどうなっているのかと聞いたところ、洋式トイレの数が少ないし、行ける時間も短いので、女子の多くはトイレを我慢している、学年で使えるトイレは決まっているし、学年によっては洋式トイレが一つもない、暗いし、狭い、スカートで和式トイレに行くとスカートが汚れそうだから我慢してでも家のトイレ行く。中学生になって、学校から帰ってくると、トイレ、トイレ、漏れる、漏れると言いながらトイレに駆け込む姿をよく見ていました。トイレぐらい学校で行けばいいのにと思っていましたが、トイレの現状を聞いてびっくりしました。今言ってもすぐにはよくならないと思いますが、これからの子供たちのためにできるだけ早くきれいなトイレにしていただきたいと思い、電話をしました。 この電話、この内容を聞いてどう思われますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんのご質問についてお答えをさせていただきます。 確かにですねえ、中学校、算定基準でいけばトイレの数は足りているという数字が出ておりますが、現在の衛生環境の状況、状態、これはかなり老朽化が進んでいるというふうに我々も認識をしておるところでございます。 今後ですね、近いうちにできるだけきれいな環境の設備を全面的に改修をしていきたいなという考えもございますので、しばらくお待ちいただければなと思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 その状況を分かっていると、でもしばらくもうちょっと待ってほしいということなんですけれども。しばらくが何年なんでしょうね。もう今、これ、建築されてもう40年なんですよ。もうどんどんどんどん悪くなっていってますよね。急に悪くなったわけじゃないんですよ。もうずっと悪いまま今までの子供たちは全て我慢してきたんだと思います。生徒以外でですね、学校のトイレ、行くことはまずありません。一般の人や保護者は参観日や学校公開でも、授業は見るんですけれども、トイレがどうかまで見ることはありません。保護者は学校の設備はちゃんとしていると信頼して、安心して子供たちを学校に行かせると思いませんか。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんのご質問でございます。 確かにですね、学校教育施設、非常に重要な施設でございます。子供たち、生徒・児童が安心してですね、通える、安心して学校の活動が行える、行うことができる設備環境というのを、これを整備していくというのは、そのとおりだと思います。先ほども私申し上げましたが、できるだけですね、早期にそういった問題をですね、解決ができるように努めてまいりたいなと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 ありがとうございます。早期にという回答をいただきました。中学校のトイレは、利用者も、これは非常に多いですよね。子供が必ずそこへ行くわけですから。必要性も非常に高い、それなのに何年も改修を先送り、先送りしていたのかどうかは分かりませんけれども、そういうことになっている状況、なぜそういうふうになっているのか、そういうのを教えていただきたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんの改修を先送りしている理由はあるのかというご質問についてお答えをさせていただきます。 現在、教育委員会が管理をしております全体の教育施設、全部で17ございます。これらの施設のほとんどが築40年前後とありまして、躯体、機械、電気、これらの設備の老朽化が進行している状況にございます。 我々といたしましては、教育施設の維持管理に係る予算の範囲内で優先順位を付して確実に各工種ごとの修繕あるいは改修を進めてきているところでございまして、特に先送りをしているという理由はございません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 いろんな施設を教育委員会が持っていてですねえ、どの施設も大体40年ぐらいたっていて、老朽化が進んでいると。その中で優先順位ですよね、をつけて順番でやっているんだというふうな回答だと思います。 ここへ文部科学省トイレ改修による教育環境効果調査報告書というのが出ております。節水型の洋式トイレに改修したら年間の水道料金が約5割削減できた、1校当たり約100万円近く水道料金が安くなったなどの経費の節減、今まではトイレを我慢する子供が多かったが、トイレを洋式化したことで我慢が減ったので子供の集中力が向上したように思う、我慢することによる体調不良を訴える生徒数が減ったという報告もあります。 これ、費用対効果を考えれば、お金をかける効果は非常に十分あると思いますが、このようなアンケートを聞いていかがですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 淡路教育委員会事務局参事。 ◎教育委員会事務局参事(淡路尚久君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員さんのご質問についてお答えをさせていただきます。 まずですね、現在の学校におけるトイレの改修っていうのがございまして、ウエット式からドライ式に改修をかける、イコール、壁、天井、照明そのほかの設備関係、これを一新するというのが国の勧めでもございます。 現在、洋式化、いわゆる便器の改修につきましては、常に採用する機器につきましても節水型を採用してきておりますので、その点については十分問題ないかなと思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 そうですよね、昔の和式トイレに比べると、洋式トイレ、特に節水型と呼ばれるもの、水道の流れる量自体がもう半分以下になっておりますので、和式トイレが数があればあるほどたくさんの水が要るというのは、もう事実です。改修すればですね、その分が浮くという部分なので、本当に学校のトイレというのは数も多く、利用回数も多いので、そうことを早めに考慮してですね、早めにしてもですね、十分いいのかなというふうに私は思います。 次にですね、避難所である中学校の体育館についてお聞きします。 内閣府が制作している避難所におけるトイレの確保・管理ガイドラインには、避難所などにおいてトイレの使用をためらわれることによって排せつを我慢することが水分や食品摂取を控えることにつながり、被災者において栄養状態の悪化や脱水症等の健康障害を引き起こすおそれが生じると。また、避難所によっては和式便器のトイレが多く、足腰の弱い高齢者や車椅子使用身体障害者にとってはトイレの使用が極端に困難となる、脆弱性の高い人たちにとっては衛生管理、環境の悪化は命に関わる問題となり得る。このように、避難所におけるトイレの問題は多くの健康被害と衛生環境の悪化をもたらし、同時に不快な思いをする被災者を増やすことになり、人としての尊厳が傷つけられることにつながる、避難生活におけるトイレの課題は今まで以上に強い問題意識を持って捉えられるべきであると明記されています。 また、避難所のトイレは、災害発生後、避難が長期化する場合には、約20人当たりに1基、男性の洋式トイレが1基の場合、女性はその3倍の3基が必要で、和式トイレはカウントしないとされています。 中学校が避難所になった場合、外から出入りできるトイレは1か所であり、男女ともに洋式便器は一基ずつしかありません。公民館で対応できなくなって学校の体育館を使用すると思われるので、大勢の避難者が避難してきます。そのようなことを考えると、前回の説明であったやや少ないと感じるが対応可能という言葉に不安を感じますが、本当に大丈夫でしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。藤井議員のご質問にお答えいたします。 避難場所のトイレ、本当に藤井委員さんがおっしゃるとおりですね、非常に重要だということは、いろんな文書、書籍とか、そういったもので私も見ております。やはり、汚い、臭い、そういったものでですね、病気になったり、そういうことがあるんで、気をつけなければならない、そこをやっぱり優先的にやるべきだと、そういうことも重々認識いたしております。 でですねえ、先ほど淡路参事のほうからもありましたように、トイレについてはですね、学校施設、中学校の避難所はですね、学校施設の改修と併せてですね、やはりその辺は財政的なこと、そういったこともありますので、決して必要ないということではありませんけど。現在、避難所、指定避難所といたしましては、東西の公民館、そして中央公民館をまず開けてですね、その辺は対応できております。ただ、これからいろんな、この前も大変強い雨が降ってですね、ああいったことが予測できます。ああいうことがですね、長引けば、そういった体育館への避難ということも十分考えておかなければならないということですけれど、その辺はですね、やはり重要性と緊急性、その辺を見極めながらやっぱし優先順位をつけていくということでですね。この前もお答えいたしましたけれども、災害の規模や状況により、組立て式の簡易トイレ、それから仮設トイレの設置、下水道管路を利用したマンホールトイレなど、収容人数や避難所開設期間等の状況を見極めながら適切な対応を取っていきたいと。そして、先ほど淡路参事が答弁いたしましたけれども、いずれ改修をするということでありますので、その辺はですね、避難所としての機能も考えながら検討していく必要があるというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 避難所としてですね、先ほど言われたとおり、公民館ですか、そちらをまずは開設すると、その後で災害の状況によってはですね、体育館等を使うと。災害の規模というのは、こちらで選べないんですよね。実際に災害が起こると、本当に大変なんです。そのときにすぐ使えるかというところを考えると、今の中学校のトイレ、もう本当に使えないと思います。もう避難所としてもちょっと問題があるのかなというふうに私思います。 ここで中学校の避難所のトイレ問題という視点で言わせてもらいました。先ほどの女子中学校の言葉でですねえ、女子の多くはトイレを我慢しているという言葉、思い出してください。避難所でもトイレを我慢することで健康被害につながると言われています。中学校のトイレ環境は、災害も起きていないのに避難所より悪い状況だと思いませんか。避難所は復興や時間経過とともにトイレの増設や避難者数の減少などで問題は少なくなりますが、中学校のトイレ問題はどうでしょうか。トイレの増設や利用者の減少はないですよねえ。役場や図書館のトイレに行くこともできません。改修をしない限り、この環境は改善しないんですよ。このことをどう思われます。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 藤井議員のご質問にお答えをいたします。 先ほどから教育委員会のほうが答弁しておりますように、決して中学校のトイレがいい環境にあるとは我々も考えておりません。今まで小学校とかそのほかのトイレについても改修してきておりますので、中学校のトイレも早急に洋式化を進めてまいります。 ただ、災害に対応して必要な数というのが、それはまだはっきりしたことが分かりませんので、災害時の対応については、やはり先ほど総務課長が申し上げましたように、災害の規模に応じて必要な仮設のトイレとかが必要になった場合はそういうふうな対応が必要になる。 生徒の保護者の方からね、藤井議員さんのところにお電話があったということは、本当に困っているんだということが我々もしっかり認識ができました。そういうことも考えてですねえ、議員の皆さんに予算のほうもお願いをしてまいりたいと思いますし、大規模な改修になってまいりますから、多額の費用が必要になってまいります。国のね、そういうふうな補助等も有効に活用しながら、子供たちが安心してですね、トイレも利用ができるような環境をつくっていきたいと私も考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 ありがとうございます。町長にもですね、一応こういう言葉があったんだというふうに、本当に必要なんだというふうな気持ちがもう伝わったということで、私はそれでこの先本当にしていただけるのかなというふうに感じております。 でですね、本庁舎、洋式化を令和3年度、改修工事で100%したわけなんですけれども、もともと洋式化率は何%だったのか、ちょっと教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。 本庁舎のトイレの洋式化率でございますけれども、本庁舎にはですね、1階から3階、12穴あります。それで、2年度末までがですね、洋式化が7穴、3年度にですね、新型コロナウイルス感染症の交付金を活用してですね、残りの全て、5穴も洋式化したということでございます。ということで、12分の5ですね、40%余りを交付金を活用して改修して100%になったということでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 さっきの12穴のうちの7穴が洋式化されていて、5穴を洋式にしましたと。洋式化率は60%いうことですね。6月議会で、総務課長かな、改修するに当たり役場内で話をして、本庁舎内の改修率を高めよう、1階は町民が使う、2階、3階は職員が使う、100%にしたのは職員からの要望があった、今後率を高めるようにバランスよく、それから効率性を考えながら進めていきたいと言われています。よく利用頻度や優先順位を考えながら進めていくと言われます。利用頻度は使用回数が多ければ頻度が高いというのは分かるんですけれども、優先順位について何か明確な基準があるのか、これを教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。 優先順位の考え方でありますけれども、先ほど今藤井議員さんがおっしゃったことは全て事実であります。職員からの意見もありましたし、残りの5穴をですね、洋式化にして、3穴するよりも効率性のことも重視しました。それから、予算査定のときにですね、やはり教育委員会からもこういったふうにトイレの改修の要望がありました。その辺、やはりこちらの執行部、それから教育委員会部局、その辺予算のバランスも考えながらですね、じゃあ予算つけたから本当にできるのか、そういったことも見極めなければならない。そういったことも、というのを見極めての判断でありました。 優先順位でありますけども、やはり先ほどもちょっと言いましたけれども、やはり優先順位というのは緊急性、それから重要性、その辺を見極めながらですね、緊急度が高く、重要度が高かったら、それはすぐにしなければならない。ただ、緊急性があってもですね、道路なんかでは土地が買えないとできない、そういったこと、いろんな考慮をしなきゃならないいうことで、優先順位というのは、順位はつけたら決まるんですけども、優先度の高い低いでですね、その辺はやはり毎年そういった交付金があるとか、いろんな周りの条件によって優先順位というのは、やはり多少はですね、変わりますので、その辺我々優先順位という言葉を使ってますけど、その辺はですね、臨機応変といいますか、優先順位が高いのでやるんだというても、何かあればできない、そういったこともありますので、その辺、言葉の使い方にはですね、我々も十分注意をしながらやっていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 はい。優先順位ね、よく聞く言葉です。優先率が高いとか低いとかよく言われます。本庁舎の場合は、もともと60%洋式化できていたわけですよね。それを100%にしたわけです。中学校の20%の洋式化率を少しでも上げることがそれに比べたら優先じゃないんかなと、優先率というか優先度が高いんじゃないかなというふうにやっぱり僕は思うんです。 先ほどねえ、教育委員会部局と言いました。これは本当に縦割り行政という形で、もう考え方、教育委員会の優先度の高いもの、総務課の考える優先度の高いものというふうにそれをするわけですけれども。やはりですねえ、町民からしたら一つの里庄町なんですよね。町民から見ると、そういう部局、教育委員会のものだからとか、総務課の役割だからとかいうふうなことは見えないんです。やはり、町民から見ると、大きく一つの里庄町の中でですね、優先度がこれ高いんじゃねんかって、何であっちを先にするんなら、こっちのほうが先じゃろうがというふうになると思うんですよ。ですから、どちらが優先順位が高いのか、どちらが本当は必要なのかというのをちゃんと考えながらして進めていくことも本当に必要なんじゃないんかなと思うんですけど。町民から見てのこういうふうな見え方をするんだなというふうな考え方を持っていただけませんか。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 藤井議員のおっしゃられるようにね、事業を実施する場合には、町民の方の視線というものは非常に大切なことだと考えております。ただ、我々は、町全体を見てそれぞれの事業のバランスを考えながら予算の配分をしていかないといけません。ですから、ある意味、ある一方の町民の方からは、いやいや、そっちよりもこっちのほうが先じゃないかというふうなご意見とかあるかもしれませんけれども、そこはやはり我々としても理由があって予算配分をしておりますし、そういったことについては予算の査定のときにも十分吟味をしておりますし、予算委員会のほうでも説明をさせていただいております。 そういうふうに、我々としても責任を持った行政をしていくことが大前提でございますので、そういったことはご理解をいただきたいと、このように考えております。 ただ、藤井議員言われたようにですねえ、縦割りというふうなことがないように、予算査定のときにはですね、教育委員会部局としてはしっかり幼稚園や小学校、中学校の要望を聞きながら、そこの中でこれはやろう、これはできないというふうなことも判断をいただいております。そういうふうなことを予算査定の中でしっかり聞きながら、さらに総務課長が先ほど申し上げましたように、この予算を本当につけても実施できるのかどうか、効果はどうなのかというふうなことも査定の中ではしっかりお互いに話合いをしながら予算の配分もしております。そういうふうなこともご理解をいただけたらと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 縦割りにならないようにというふうに考えてもいるんですよと。教育委員会の持ち物、持ち物と言うてはおかしいと思いますけれども、施設ですね、非常にたくさんあります。しかも、40年を超える建物がたくさんあるんです。やっぱり改修費、すごいかかりますよね。お金もすごいかかります。その中で、やっぱりしないといけないところはしないといけない。それで、災害が途中であったらそちらのほうへ力入れないといけない。それは町民の方もよく分かってます。ただ、全体像を町民は見てるわけですよ。ですので、本庁舎が60%もあるのに100%にしたいうて言うと、やはり何かクエスチョンマークがやっぱり町民としてつくのは当たり前だと思うんですよね。そういうところをよく考えていっていただきたいと思います。 先ほどから言っていますが、中学校のトイレは、利用率も効率性も費用対効果も非常に高い。避難所としての機能や生徒の健康や教育環境を考えると、優先順位も非常に高い施設と思います。学校のトイレ問題は非常に古くから問題提起されていますが、全国的にトイレの改善は進んでいません。住宅やデパートをはじめとする商業施設、オフィスなどのトイレはほとんどが洋式化されています。一方、学校のトイレは今現在も改修されず、加えて建物の老朽化に伴い、学校のトイレは子供たちから汚い、臭い、暗い、怖い、壊れているの5Kと言われ、学校で排便を我慢する子供たちの健康が心配されています。子供たちにとって、学校のトイレは健康面、心理面からも深刻な問題です。また、1日の大半を過ごす生活の場として、さらに地域開放や災害時の避難場所としても早急なトイレ改修が必要だと思います。 保護者からのすぐにはよくならないと思いますが、これからの子供たちのためにできるだけ早くきれいなトイレにしていただきたいという言葉、これから中学生になる子供たちに希望を与えてほしいです。さすがに全てをすぐにはできないと思います。費用も非常にかかる。先ほどもあったように、大規模改修を考えないといけない。そこを考えずにですね、毎年一か所だけ、1か所ずつでもいいんです、改修をしていくという回答ができませんか。今後のトイレ環境の整備の方針や改修スケジュール、これを教えていただきたいのと、最後になりますが、町長の考え方、これはやはり一番大切な部分だと思うんです。それをちょっとお聞かせください。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 トイレの改修についてはですね、先ほど教育委員会のほうからも答弁しておりますように、予算をつけてですね、必ずやります。藤井議員言われたようにね、暗いとか汚いとか、そういうKではなくてね、きれい、気持ちのいいというKに変わるようにですね、頑張っていきたいと思います。 それで、町としてもですね、教育施設の改修についてはですね、当然取り組んでいかないといけないので、教育施設整備改修基金にも毎年できるだけ積立てをしてですね、計画的にそういうふうな施設の整備に当たっていきたいというふうに考えております。ただ、目に見えるところばかりじゃないんですよね、これが。屋上の防水もしないといけない、壁の改修もしないといけない、外構もしないといけない、そういうふうなものが全て教育施設に関わってきます。ただ、藤井議員言われるようにね、直接生徒の学校生活に関わる部分については大切なものだと教育委員会はしっかり考えておりますので、どうぞよろしくご理解ください。 以上でございます。 スケジュールについてはですね、予算査定のときにですね、しっかり考えてまいります。藤井議員がおっしゃられたように、1年に少しずつでもそれは当然取り組んでまいります。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) ありがとうございます。毎年少しずつでも改修していただけるというふうに切に願っておりますし、しっかり教育委員会の方は予算査定をしっかり上げてください。            (「上げてます」と呼ぶ者あり) 上げてます。それで、先ほども言いましたけれども、中学生、学年によってね、もう洋式トイレが一つもないという学年があるんです。その子供たちは洋式トイレが使えないんですよね。そういう現状をよく把握して、子供の気持ちにちょっと寄り添っていただきたい、そうすることのほうが大切だと思います。皆さんの家庭で和式トイレがある家庭って、本当ないと思うんですよ、環境的にね。それが、学校に行けば和式トイレばっかりと。本当びっくりしますよ。しかも、幼稚園、小学校、どんどんどんどんね、洋式化率上がってるのに、中学生になるとがんと下がる。もう思春期を迎える子供たち、かわいそうです。そういうことを含めながら、もう本当に計画的に早急にちょっとお願いしたいと思いますが、最後ちょっと教育委員会、お願いできますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 トイレについてはいろいろご心配もいただいたり、いろいろ有効なご意見もいただいて本当にありがとうございます。教育委員会といたしましても、先ほど町長のほうが申し上げましたとおり、予算をしっかりお願いをし、できるだけ早急に気持ちのよいトイレが使えるように頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 1番藤井典幸君。 ◆1番(藤井典幸君) 〔登壇〕 しっかりお願いをしてください。また、受けるほうもしっかりお願いされてください。ぜひそれをよろしくお願いしたいと思います。これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(岡村咲津紀君) この際、15分間の休憩をいたします。            午前10時24分 休憩            午前10時39分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 10番平野です。9月の定例会ということで、一般質問をさせていただきます。先般、藤井君が質問したら、町長がええ返事をしたんで、わしが質問したらええ返事をするか、せんか、それをまたよう聞こう思ようりますけん。 それでは、1点目のひきこもりの人の見守りについて。 最近、世の中はいろいろなストレスがたまる、そして独り暮らしが多い、引き籠もる、こういう人がだんだん増えてきます。庁舎の中でも欠勤しとる人が4人ほど今おりますが、本当に残念に思います。そうした中で、ひきこもりについてこれから質問させていただきます。 現在、全国で引き籠もっている人の平均年齢が高くなっているとのマスコミの報道がありました。町内にも引き籠もっている人や障害があって援助なしでは生活が厳しい人もいると思います。マスコミ報道によると、子供が50歳を過ぎて、両親も80歳を超えて、両親も体調が悪く、いつまでも子供の世話ができなくなったという問題も多くあると思いますが、町内にもひきこもりや障害があって、高齢の両親などの介助ができない人が、厳しい人がいるのではないかと思います。 そこで、1点目、ひきこもりや障害を持っている人の世話をしている人が亡くなって面倒を見る人がいなくなった場合、残された人はどのようになるのか。よく聞くのが、国が面倒を見るというようなことも聞いたことがありますが、その日のうちにすぐ国が対応してくれるのかどうか、その点をお聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 平野議員の一般質問にお答えいたします。ひきこもりや障害を持っている人の世話している人が亡くなった場合等、どのような対応があるのかと、してくれるのかというご質問でございます。 ケースによって様々でございますけども、町のほうで状況を把握しているようなケースでございますと、町や県がすぐに何らかの介入ができるところでございますが、全く情報がないような場合におきましては、その日のうちにというのは難しいこともあろうかと考えております。 重度の障害がありまして日常的な介助がなければ生活が困難な方につきましては、早急に施設入所ができるように関係機関と調整を行い、対応しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 すぐには情報がなければできないということですね。 それでは、お聞きしますが、重度の障害があるかどうか言うんですが、町内ではこのような人は大体何人ぐらいいるのか、お聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 平野議員の町内での状況についてのご質問にお答えいたします。 里庄町では、ひきこもり状態にあります40歳以上の方の支援につなげるために、平成26年に民生委員に調査を依頼し、15件の実態把握を行ったところでございます。そのうち12件につきましては、保健師の介入等によりまして医療サービス、福祉サービスの利用や就労につながるなどの何らかの変化があったところでございます。 それ以降につきましては全町的な調査はできておりませんが、直接相談があった場合や関係機関、民生委員等からの情報提供があった場合などには、個別に対応することで把握に努めておるところでございます。 なお、内閣府の調査によりますと、全国のひきこもり状態にある方は、平成27年調査では15歳から39歳で1.57%の出現率、平成30年調査では40歳から64歳で1.45%の出現率と推計されておりますので、里庄町の15歳から64歳までの人口に当てはめると90人程度が見込まれているところでございます。 また、障害があり、介助がなければ生活が困難な方につきましては、在宅で生活をしております重症心身障害者は6名おられます。この6名の方につきましては、全ての方が福祉サービスを利用しておりますので、状況が把握できておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 里庄町内では、重症の方が6人おるということですね。自分でやろう思うても自分でできない、そういうような人がやっぱり重症者いうんですかね、その点。 3点目にお聞きしますが、町としてはプライバシーの問題もあってなかなか難しいと思いますが、面倒を見る人がいなくなった場合、どのようにするのか、個別のケースごとに話ができているのかどうか、お聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 平野議員の個別のケースごとに話ができておるのかという質問に対する答弁をいたします。 個々のケースにつきましては、それぞれのケースの、それぞれの方の健康状態ですとか、引き籠もっている原因、また家族関係など、そのケースによって介入状況は様々でございますけども、親亡き後について成年後見制度などのサービス利用等について具体的に話ができているケースもあるところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今の副町長の答弁では、本当に困っている人は後見人ですかね、後見制度。後見制度を使って死ぬるまで見てもらえるいうことですかね。もう葬式から全部してくれると。こういうな人は、大体里庄で何人ぐらいおるん。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 失礼いたします。 後見制度の利用の人数でございますけど、詳細な件数は把握は今現在持っておりませんけども、現在相談等に応じているケースにつきましては、10名程度のひきこもりの方の相談に応じているところでございます。後見制度のちょっと件数はちょっと現在手持ちを持っておりませんので、申し訳ございません。10名程度のひきこもりの方の相談に対応をしておるところでございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 後見制度は正確な数字はないけど、大体12人から10程度ということで。この後見制度いうもんがあるから、そこの家の人は安心して後見人を任せて、施設へ入れてもろうて葬式もしたのは後見人がおったけんじゃいう人もおる。それは立派なけえ、そねえな人をできれば後見人を増やしてもらいたい、困っとる人はね。誰も、兄弟も親も誰も見てくれない、1人で引き籠もってる。それで、今度は自分が死ぬる折には、病院行くのはどがんなるんじゃろうかいう折に、後見人にもうお金さえ預けとけば見てくれるんじゃから、そんな人もやっぱり町としてもう少し増やしてもらいたいと思います。 それでは、4点目のコロナで今大変な時期ですが、町も訪問などの対応をしているのかどうか。それをお聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 平野議員の相談があった場合の対応等についてのご質問にお答えいたします。 ひきこもり等の相談があった場合には、訪問ですとか面談等により対応をしておるところでございます。本人の状況がすぐに変化したりというようなこともございまして、問題が解決することはなかなか難しい状況でございますけども、状況に応じた支援を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 困っとる人が本人の要望があれば訪問するということですね。 それでは、5点目の困っていることや町に対する要望を聞いて、今後の政策の参考にしてはどうかと思いますが、この点はどうですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 平野議員の困っていることや町への要望などを聞いて今後の政策の参考にしてはというご質問についてお答えいたします。 引き籠まれている方々の状況を把握し、今後の政策の参考にすることは大切と考えております。まずは、相談窓口の周知徹底、地域の方への普及啓発、関係機関との連携強化を図ることで相談しやすい環境をつくり、一人でも多くの方が相談につながっていただくことが重要であると考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 地域の人が本当に困っておる人がおれば、やっぱり町として面倒を見てもらいたい、そう思っております。よろしくお願いします。 それでは、今日は5人出とるいうことで、5時までにどうにか済まさにゃいけんいうて言よんじゃけど。2点目の防災対策について、これは建設課じゃねえ、赤木かのう。あっちか、建設課か、についてお尋ねいたします。 8月に東北地方では大雨が降って大変な災害が出ております。里庄でも、災害についてはできるだけの備えをしておく必要があると思います。 1点目に聞きますが、ため池については浜中で池を埋めていますが、防災を考えると、必要のないため池を埋めるのは大変よいことだと思います。ほかのため池についても不要なものについては埋めるべきだと思うが、町はどのように考えているのか、お聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 平野議員のため池の埋立てについてのご質問にお答えします。 町は、水利の利用がなく、管理されていない防災的に危険と思われるため池については、地元関係者と協議し、用途廃止に対する意向を確認し、受益者の同意をいただいた後、ため池を用途廃止します。用途廃止後、雨水が集まる流域が大きく、下流によく浸水する区域等があるため池については、洪水吐を切り下げるなどして、通常は水がほとんどたまらないが豪雨時には遊水機能を持った調整池としたいと考えています。また、雨水が集まる流域が小さく、堤防や洪水吐が危険な状態のため池については、堤防などの改修は行わず、排水処理のみして、埋立て等を実施したいと考えています。 池の埋立てについては、大量の岩さいや土砂が必要となるため、埋立てが完了するまで数年かかる場合もあります。そのため、国や県などと調整しながら残土を利用し、費用をできるだけかけないで埋立てを行っていきたいと考えています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 ため池を今埋めているのは、一番大きいのがやっぱり浜中の安田工業のあっこを埋めて、あれもうきれいになって皆さん喜んどると思います。ああいうように事業が業者がしてくれればええけど、どこもしてくれんからねえ。 それで、ため池の埋立てですが、埋めた後どのように利用するのか、山の中にあるため池なら埋めた後草が生えて問題はないと思いますが、宅地に近いところにあるため池ならため池ですら広さもある程度あり、埋めた後に何か有効な使い方があれば、町民も喜ぶと思います。 30年ぐらい前ですかねえ、私も、狭田の分館長をしょうた人と話をした折、ため池を、おい、池の小めえの埋めんか、何か近所の者が、あっこら泥を入れて自分の屋敷にしょうるでいうようなことを聞いて、ため池をすぐに役場へ言うて埋めたことがあります、半分。そしたら、そこを今駐車場にしとる。それはうちの安広も佐藤町長がおった折、駐車場がないということでため池を埋めてもらった。才申も消防機庫のところを埋めた。最近では、八ツ的も埋めた。平井も埋めた。今、加藤町長の一番の成果は、ため池を埋めることじゃ。一番多い、ほんま、わしはそう思うんじゃけどな。これ、どんどんやってもらいたい。 そこでねえ、ちょっと聞きますが、ため池を埋め立てるのは池の大きさによると思いますが、大体、課長、どれぐらいの予算でやっていこう思よんか、これから。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。ため池を埋めると、用途廃止が決まって、その後調整池、遊水地にするのか、埋め立てるのか決めて、埋め立てると決まった池については、今の段階では、今玉島笠岡道路という国の事業、大きな事業や県のそのアクセス道路の事業が里庄町内でございます。そういった関係で残土、岩さいが出る場合がございます。そういうのを利用して、今の段階ではほぼお金をかけずに埋めていきたい。ほぼです。なかなか全部というわけにはいきません。周りの伐採、池が荒れてる場合は木とかがありますから、それの伐採とかは費用がかかりますが、その中の埋立て、それからハナカキというんか、ならしですね、それらもその業者、不要になった土を処分するという意味で国のほうにしてもらうように今お話をしているところです。ですから、その用途が決まっているわけではないですが、埋めると決まった池については、工事ヤードとしての利用も考えていきたいと考えています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今、ため池は、バイパスを造りょうる、それでアクセス道路も造りょうる、残土も出る、その泥を利用してなるべくお金をかけないようにしてやっていきたいと、こういう答弁ですね。 私がなぜこのため池にこだわるかいうたら、うちの下の池を何遍言うてもしてくれんの。私に力がない。町長もにこにこと笑うただけで、後は何もしてくれん。それで、見れば、もう木が生えて、もうわやくそ。へえじゃけん、何とかもう、議会へ出とってなあ、自分の家の周りがあがんなことじゃ、わしもう、服で言えば、ぼろの服を着て、こがんなぼろの服着てこうやって歩きょんと一緒。まあ、少しは平野さんきれいになったなあいうぐれえなことはちょっとしてもらいたい思うんじゃけど、お金がかかるけえなあ。 へえで、赤木が言うたように、順位をつけていうんじゃ。順位をつけていうの、もうちょっと気持ちよく、池を埋めるんなら、池の土手のほうもきれいにするとか、そういうもんもやってもらいたいと思います。 へえで、よく聞かれるんですが、池は誰の所有なのか。町なのか、県なのか、またその水利権を持っとる人のものなのか聞かれるんですよ。それで、これは建設課長、どうなんですか。答弁してください。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 平野議員のため池は誰のものかということ、そのご質問にお答えします。 ため池につきましては、もともと国の財産という形でございましたが、譲与の申請を町のほうがして、町が所有する形になっています。ですから、今のため池、里庄町内ほとんど、少し個人のため池もありますが、ほとんどのため池については町のものと。ただし、水利権というのもございますので、その水についてはまた別の権利が発生しています。 はい、以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今、建設課長の答弁を聞くと、ほんまにうれしい。町のものいうたら、私が町長にでもどんどん言やあ、できるいうことじゃな、町のもんじゃけえ、そうじゃろう。国のもんじゃったら、国会議員に頼まにゃいけん。それじゃあ、また困るんじゃ。できるだけやってもらいたい。 ため池を埋め立てるときは、分館から申請書があれば、今話をしたように、建設課長が答弁したように、町の権限でできるということじゃな。県や国の許可は必要ないのですか、その点をお聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。町のものなので、原則は国、県の許可というものは要りませんが、埋め立てる際に二級河川への影響であるとか、そういうものもあるので、県に相談することもございます。影響が大きい池についてはですね、そこが調整池機能がなくなる場合は二級河川にも影響があるということで、そういうことはございますが、一応町の判断という形でございます。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今の建設課長のあれでいうと、県にも相談することがあるというので、お聞きしますが。ため池を埋め立てる場合は、災害の場合は、国や県のほうが関係しとるけど、埋め立てる場合は、国、県の補助は一円もないのか、あるのか、それをお聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 平野議員さんのため池を埋める場合の補助という形、補助があるのかというご質問ですが、補助はございません。埋め立てる場合はありません。 用途廃止をすると決まったため池を洪水吐、ですからオーバーフローするところの部分を縦に切り下げるとか、そういう工事費については国からの補助の制度はあります。 以上です。
    ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 それでは、ため池については最後の質問にしますが、町内のため池もたくさん草が生えているところが多くありますが、大雨が降って池のふちを歩くようなときに、町の職員や地元の人が草を刈っていないために池に転落するなどの事故がある可能性があります。町ではため池の縁のところまで行けるように、草を刈って人が歩けるようにする気があるのかないのか、お聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 平野議員のため池の草刈りについてのご質問にお答えします。 ため池の堤防や洪水吐など、施設の管理については町が改修や修繕を行いますが、日常管理については地元で対応していただいています。特に草刈り等の管理をしていないまたはできないため池については、堤防の状況を確認することができなくなり、決壊の危険性もあることから、水位を十分落としていただくようお願いしていきたいと考えています。 それで、最終的には、地元で草刈り等の管理ができなくなったため池については、用途廃止等を検討していきたいと考えています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今の課長の答弁では、地元でやってもらいたい、そういうような意見もありましたが、できるだけ地元の人が池の堤防は急な斜面なので危ないところが多いんで、町でできることは町でやってもらいたいと思います。 それでは、防災対策について、4点目、災害が起きると避難所が開設されて町民が避難することになりますが、乳幼児がいた場合、普通の食事では役に立ちません。ミルクやおむつなどの乳幼児用のものは準備できているのか、お聞きします。これは赤木かな。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。避難所でミルクやおむつなど乳幼児用のものは準備できているのかというご質問ですが。 町は、避難所に避難された場合の備蓄品として非常用食料などを計画的に毎年購入いたしております。その中で乳幼児用として備蓄しているものは、現在おむつのみとなっております。ミルクや離乳食などについては、一般的な非常食、アルファ米とかですね、と比べまして、いずれも保存期間が1年から2年程度と非常に短いため、購入後の保管方法が難しいところがありますが、保存期限が近づく前の有効活用方法も検討しながら今年度は購入する予定といたしております。 また、出前講座などでは、乳幼児のおられるご家庭には、非常時の持ち出し品として自らも準備していただくよう啓発をいたしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 乳幼児のものも今年からは入れるということで、分かりました。 それでは、今、里庄町では、2号線のバイパス、特にうちの家から南を見れば、山が削って、どがんしょうじゃろうか、山をぼっけえ削りょうるがいうふうに公共工事が行われています。もし、台風は明日、大体明日かあさって来る言ようる。そういうな場合の対策は、防災対策は、バイパスの場合、今やりょうる工事のほうは対策ができとんのか。まだできてないのか、お聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 平野議員の公共工事の防災対策についてのご質問にお答えします。 通常、豪雨や台風等の発生が予想される場合は、公共工事の請負者である業者が事前に現地確認を行うとともに、豪雨時にも見回りを実施するなどの防災対策を行っています。 しかし、ご指摘のとおり、玉島笠岡道路の工事については大がかり、大規模な切土や盛土が連続するため、仮設の水路や沈砂池を設けて濁水や砂の流出を極力防ぐ対応はしていますが、最近全国で多発している線状降水帯による豪雨など、状況によっては道路や側溝などに土砂等が流れ出ることがあるかもしれません。国土交通省に確認したところ、事前にできるだけの対策は行うものの、自然が相手のことで100%ということは言えませんが、調整しながら進めさせていただきたいとのことでした。 町南部では今後も大規模な工事が続きますので、町としても大雨時の情報収集を行い、問題が発生した場合には国に早急に対応していただくとともに、玉島笠岡道路の工事中や道路完成後、供用開始後に発生する水を処理するために必要となる流末の排水路の整備についても国にお願いしていきたいと考えています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 災害が起きた場合は、バイパスの場合は国が全部してくれると、そういうことじゃな。町は何もせんでええいうことじゃな。 それでは、3点目の、前もこれ質問したんですが、今非常に人口が、年寄りが死んで、空き家が増えてきている。そんな中で空き家対策についてお聞きします。 空き家については全国的な問題となっており、里庄町でも条例をつくって対策を進めているところだと思います。 それでは、お聞きしますが、1点目に、ほかの自治体では空き家を無償で譲り受けて希望者にあっせんするようなことをしている自治体もあると聞いていますが、空き家の有効活用と人口も増えることになりますので、空き家に人が入ってくれば里庄町も人口が増えると思いますんで、その点、どういう考えでおるんか、お聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。空き家の有効活用についてのご質問でありますけれども。 現在、空き家対策につきましては、自治体ごとに地域に合った様々な取組を展開しているところでございます。当町においても、今後予測される人口減少を食い止めるため、空き家の有効活用を検討していく必要性があると認識しているとこでございます。 現在、空き家を売りたい、貸したいと考えている方と空き家を探している方をマッチングできるような仕組み、空き家バンクを検討しているところでございます。今後は先進事例を研究し、当町に適した空き家対策を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 それでは、お聞きしますが、2点目の里庄町の空き家対策の現状ですね。今後どのような方向性を持って取り組んでいくのか、それをお聞きしたいと思います。 といいますのが、私が加藤町長に空き家を買うてくれえいうてわしの同級生が言うけん言うたら、おお、それは買うちゃらあ言うて。へえで、よう調べたら、あっかあ銭がかかるけん、道もねえけえ、いけん言われた。じゃけど、そういうなあれも中には大分ある思うんじゃ。じゃけど、やはりその家がぼろぼろになって危険性ができた場合、その地主に言うて、地主がもうおらんとか、お金がないとか言うた場合には、これは赤木、どがんするんかちょっと教えてくれえ。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。空き家対策の今後の方向性でありますけれども。 先ほど平野議員さんがおっしゃったようにですね、やっと空き家対策の条例ができまして、本町では本年度から周辺環境に悪影響を及ぼすような空き家、特定空家並みの住宅に対しまして、除却、倒す費用ですね、に係る費用の一部を補助する制度を始めております。今年度は2件の予算を計上しておりまして、既にもう2件の申請があったところでございます。 今後につきましては、まずは空き家の所有者の方に適正な管理をお願いし、次の段階として、先ほどの答弁と重複するところもありますが、空き家の除却と利活用の両面から行政サービスを提供できる体制を整えてまいりたいと考えております。 また、空き家などの不動産に関することは法律や権利関係が複雑でもあるため、民間企業やNPOなどの専門知識を持った方の協力を得ながら事業を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 平野議員が私のほうにというふうにお話がありました。確かにいただきました。そのケースはですねえ、持ち主がもう無償で町のほうに提供するからというふうなお申出がありまして、またその土地の場所ですね、そういうふうなものを考えて、撤去をしてですねえ、町の駐車場とか、何かいい利活用の方法があるかなというふうなことも検討する必要があるということで、いろいろ研究させていただきました。 実際にですねえ、撤去の費用とか、土地の形状であるとか、場所とか、それから実際に土地を取得してからの活用方法を考えたときに、実際にここの土地を家を含めてですね、いただくことは町にとってはあまり有効ではないということで、そういうふうな判断からお断りをさしたという経緯がございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 町長の考えはよく分かりました。 値段も合わないし、へえから有効な活用もできないということは、持っとる人は町に無償で譲る言うても、町は要らん言う。どこへ持っていきゃあええんじゃろうかな。そういうな点もよく考えて。不動産屋へ言うても、不動産屋も要らんいうて言うかも分からん。せじゃけん、大変困ってる。その人ももう年を取って、何とかしたい、町に迷惑をかけたくないということで私に相談があったんです。 町長にまた出てきてもらわにゃいけんのんじゃが、再質問、もう一つ、ちょっと空き家で。近年は建築材料や人件費が値上がりして、家を建てるのも大変な費用がかかり、その支払いに苦労して、中には、私も一緒ですが、70歳を過ぎてもローンの支払いをしていることもあまり珍しいことではありません。このような状況の中で、特に若い世代に夢や希望を与えるためにも、町長には空き家の有効活用の実現に向けて考えてもらいたいと思いますが、町長はどう考えているのかお聞きします。ちょっと、これ通告しとらんけど、意見だけ言うてくれ。空き家対策じゃけん。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 この空き家の対策というのは、非常に広範囲にわたると思います。一つでは、先ほど平野議員がおっしゃられましたように、定住促進というふうなことでの活用の方法もあろうかと思いますが、これについてはその所有者の権利と、それからその後、その建物の改修とかの費用の負担、そういうふうなものをこれからしっかり整理していく必要があろうかと思います。 里庄町の場合を見ると、定住という点ではですねえ、新しい住宅開発がされてですねえ、あまり人口減少はしていないというふうなところもございます。 一方でですねえ、空き家を町の、それこそ自治体がですね、無償であっせんをすることによって、確かに人は入ってくるかもしれませんけれども、逆にトラブルを生じているというふうなケースも実はあるというふうにお聞きをしております。そういうふうなところで、町の状況に合った空き家を空き家バンクとして活用する方法は非常に有効だとは思うんですけれども、そこは慎重に不動産情報をきちっと提供していったり、しっかりそういうふうな入ってくる人のチェックはできませんけれども、そういうふうな自治体のほうでどういうふうな支援ができたり、そういうふうなことも考えていく必要があろうかと思います。 それと、もう一つ空き家対策で重要になってくるのが、そういうふうな空き家バンクにも登録しない、所有者は遠くにいる、老朽化している、活用できない空き家をどういうふうにしていくかというふうなことでございます。そういうふうな対策はですね、除去費用の補助ということで予算をつけていただきましたので、それを活用してですね、空き家の適正な管理をするか、それとも除去をしていただくか、そういうふうな所有者の責任をしっかりお願いをしていきたいと、このように考えております。 空き家が出るとですねえ、その老朽化をした家の庭の草とかですね、樹木とかですね、また最近では有害鳥獣がすみ着いたりですね、周辺環境に非常に悪影響を及ぼします。そういうふうなことから、所有者の方にですね、しっかりアプローチをしながら適切な管理もお願いをしていきたいと、そういうふうな利用と管理、この2つの面からしっかり行政のほうも考えていきたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 空き家対策については、全国的に皆これが出てきとる。テレビ等で見ますと、百姓がしたい、漁業がしたい、そういうふうな人が空き家を探して、住んで、ああ、ここへ来てよかったないう人も多いと思います。里庄町は、皆さんご存じのように住宅街ですねえ。福山が西にあって、倉敷があって、農業はそがん盛んではないけれど、里庄で働いてみたいいう人がおれば、空き家を提供して、へえでこっから通勤しなさい言うて、そういうなところもPRいうもんをもう少ししてもらいたい。よそのまちは物すげえ奥のほうはPRしょうるわな。 人口が減っとらんいうのは、それは里庄はちょうど場所がいいから。へえから、もう死ぬる者は大勢死にょんで、100人以上死にょんで、1年に。だけど、子供は生まれよんのは、もう50人かそこそこなんだけど、ただ夫婦で来る、子供が生まれると人口は3人、だけど死んでいくのは1人、なあ、か2人だけど、高齢者が死んでいきょうるけん、それで人口が減らんわけよ。だけど、これからは里庄町もいずれ人口が減ってくると思うんで、そこのあたりをよく考えて、前へ前へ進むようなまちにしてもらいたいと思います。 それでは、4点目の高齢者などへの冷房設備の補助についてお聞きします。 今年は、皆さんご承知のように、6月の後半ぐらいから真夏日だった。37度、36度、熱中症が物すげえはやりょうた。 そうした中で金がないけんクーラーもつけられん、だけど外の日陰ばあへじいっとおるわけにもいかず、家の中におりたい。クーラーをつけりゃいいんだけど、クーラーの補助金が里庄はどれぐらい出るんじゃろうか、出してくれんのんじゃろうかいう声を聞いたので、この質問をさせてもらいます。 今年も毎日大変な暑さで、報道によると、40度になった自治体もあったとのことで、熱中症で病院に運ばれ、亡くなる人も毎年のように報道されています。クーラーが故障していたり、金銭的な問題、クーラーを設置していない高齢者もいると聞いています。 そこで、1点目お聞きしますが、所得が少ない人でクーラーの修理や設置に補助金を出すようなことをしてはどうか。これはもう、本当にねえ、死活問題で、国民健康保険をもらようる人、これはもう5万円ぐらいしか、私が聞いたら、僕はもう職人じゃったけえ、国民健康保険で4万円しかないと言う。奥さんは仕事に行って、6万円。10万円。10万円ぐらいの中で水道代を払うて、そしてまた電気代を払うて、せえでクーラーをつけて、つけりゃええんじゃけど、それを貯金を出してつけても、今度は電気代がぎょうさん要る。何とか補助がしてもらいたいいう声も聞いたので、この点をちょっとお聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 平野議員の所得が低い方を対象に町がクーラーの修理や設置に補助を出すようなことを実施してはどうかというご質問に対し、お答えいたします。 町では、現在のところ、エアコンの設置に補助を行うことは考えておりません。新型コロナ感染症対策として昨年度から実施しております住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金等をご活用いただけたらと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 町では、今、補助金は出してないと。ただ、コロナの地域のあれで、それを活用してはどうかということ。それは、コロナがはやりょうるならええけど、コロナがはやらんようになったら、補助金出んようになるわな。そこらあたりは、よう検討してやってもらいたいと思います。 それでは、最後の質問でコロナ対策ですね。これをちょっと、今、里庄町でもコロナが大変増えて、もう岡山県全体でも2,000人、今は2,000人台じゃが、その前は3,000人、多いときは4,000人いようる。コロナ、コロナでもう本当にここ2年半年ぐらいですかね、もうコロナに振り回された。大変だと思います。そこで、コロナ対策についてお伺いいたしますが。 コロナについては今までも何回か質問をしてきましたが、現在も第7波という状況で、岡山県でも毎日2,000人、3,000人、多いときは4,000人感染者が報告されており、里庄でも多いときには29人ぐらいですかねえ、それぐらい最高で出たこともあると思います。 そこでお聞きいたしますが、里庄町での新規感染者ですが、町民の中には全員が町内で感染したと思っている人もいると思いますので、町民の不安を少しでも和らげるために、町内で感染した人数と町外で感染した人数を可能であれば広報紙などで広報してみてはどうかと思いますが、この点についてどう思いますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 失礼いたします。平野議員の町内の新規感染者の感染した場所、町内で感染した人数、町外で感染した人数を公表してはどうかというご質問に対してお答えいたします。 長引く新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、町民の皆様も不安を抱かれている方も多いものと考えております。町では、県が公表しております感染者数をホームページや戸別受信機などにより周知を図っておるところでございます。岡山県から町へ提供される感染者の情報につきましては、年代別の感染者数のみでございまして、感染経路につきましては町では把握できておりませんので、公表することはできません。 なお、岡山県内の最近の感染経路不明の割合についてでございますけども、最近の状況ですと、感染経路不明が80%を超えているような状況となっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 里庄町では、大体1万1,300人おるんですよ、人口がねえ。その中で1,070人ぐらいかかっとる、今、今日現在が。大体10%弱、9.何ぼじゃと思います。 そうした中で、一番コロナにかかる人が多いのは、10代未満、これがもうほとんど、パーセントにしますと90%、その次が30代が84%、その次が40代、その次が20代、へえからその次が50代、それから60、70、80、90となっとんですが。やはり子供さんにワクチンが打てんのじゃ。5歳未満は打たれんのじゃろう。それによって感染者、子供がかかる、家庭内感染する、自宅療養をせえと、自宅療養をしょうる、そうしたら、自宅療養しょうたら自宅で重症になる、救急車を呼ぶ、入れてくれん、こういうなケースがこれから出てくると思うんで、里庄町としても何とかコロナにかかったら自宅療養をするんじゃったら、そのするような対策を指導してもらいたい。昨日も勝信さんが来て、厚生労働大臣、講演、仁科議員がおるけれど、あそこもコロナにかかったと。だけど、感染はせなんだと、子供はかかったけどな、大人は。それは手洗いとマスクじゃいうたんじゃけど、その点を町として対策を練ってもらいたいと思います。 私は、4回目のワクチンをしとんですが、今度は10月からオミクロンですね、オミクロンの5・2か、このワクチンが新しく出るんで、これを打ちたいんだけれど、5か月を過ぎとらにゃ打たれん思うんじゃ。じゃけど、5か月過ぎたらそのワクチンがようきくんを打てばいいんですが。学校とか老人ホームとか、ああいうような施設、そがんなところがクラスターが起きるんで、それで町としてどういうような考えでおるのか、ちょっとお聞きします。これ、副町長かな。誰か分からん。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 失礼いたします。平野議員からのオミクロン株対応のワクチンの接種についてということでございますけども。 現在、国において検討がなされておるところでございまして、詳細についてまだ十分把握しておりませんので、詳細が判明次第、対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 この統計を8月の1日から31日まで、里庄町の統計を取ってみた、コロナがどがんなりょんか。そしたら、やっぱり8月でかかった人が469人かかっとん。それで、一番多いかったんが、8月の19日、29人かかっとる。それで、そうした中で本当に里庄町はゼロの日はない。皆かかっとん。8人、10人、19人と、大体10台が、十何人が多いわな。そして、あとが多いんが29が最高で、その後が25、25が3回ぐらいある。 そこでお聞きしますが、ワクチンを打つのは個人の自由です。だけど、このワクチンをするしないは個人の自由ですから、これ以上少しでもコロナを広げないためにも、広報紙などでワクチン接種の説明は、案内ではなく、接種をしてくださいと、そういう言葉を町のほうから強い条件でこれからは呼びかけて、里庄はコロナが少ないないうようにしてもらいたいと思いますが、最後の質問になりますが、この点どうですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 コロナワクチンの接種につきましては、町といたしましても、接種促進に向けて積極的に広報をしてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 このコロナが減って、皆さんと本当に食事をしながら話ができる、酒の1杯も酌み交わすことができる、そういうようなまちづくりにぜひしてもらいたいと思います。これで質問を終わります。 ○議長(岡村咲津紀君) 佐藤議員どうしましょう。            (2番佐藤耕三君「いいですよ」と呼ぶ) 続けて。 次に、2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 2番佐藤耕三です。通告に従いまして、4点の質問をさせていただきます。 まず、1点目でありますが、義務教育においての給食費の無償化についてお伺いします。これにつきましては、今までも何度か質問していますが、今回も同じように質問させていただきます。 里庄町におきましては、今年の10月から子供の医療費、これが今までは中学校卒業までだったのが、高校卒業までに広がりました。これについては、本当に親御さんのほうからもありがたいな、よかったという声をたくさん聞いてます。 ただ、その中で今度は給食費も無償にしてほしいなという声も聞いてるんです。この給食というのは、やっぱし子供たちが学校で生活を送る中で皆で一緒に集団で食事をする、これについてはやっぱし学校生活を送る上で心の支えだとか、生活の励みになると思うんです。ただ、またこういった中で、社会情勢において1人で子供をしている、食事を取る、こういった子供もいると思うんです。こういったとこについて、やっぱしそういった子供については、特に学校で一緒に友達と給食を取る、こういったことは当然必要なことだと思います。 この学校給食についてですが、本来憲法が今の新しい憲法に変わったときに、国のほうとしても学校の義務教育においての無償化、これを考えていたと思うんです。この辺について再度考えをお伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 佐藤議員のご質問にお答えをいたします。 先ほど出ました憲法の第26条において、義務教育はこれを無償化するというふうにございますけども、これにつきましては義務教育の授業料について無償であるというふうに我々としては考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今言われたのは、給食費は含まないというような考えだと思うんですけど。これ、憲法想定時も、さっきも言いましたけど、義務教育の無償化をできるだけ早期に広範囲でやりたいと、このように考えていたようです。というのも、1951年3月19日、これはもう70年以上も前になりますが、国会の文部委員会で我が党の岩間正男議員の答弁の中で政府はこのように答えています。義務教育における無償化として、学用品、学校給食、できれば交通費を考えていると、このように答弁をされています。にもかかわらず、現在これらの無償化は一切なされていません。本来、これ、国がやるべきことなんですけど、国がやらないのであれば、自治体でやる必要があると思うんですけど、いかがですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 佐藤議員のご質問にお答えをいたします。 いろんな考え方がある中で、一方におきましてこの学校の給食費の無償化について、学校給食法の第11条におきましては、学校給食に要する経費については保護者の負担とするというふうな考えになっておりますので、現在無償化のほうは行っていないというのが当町の現状であります。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、そういった法律で出されたと思うんですけど、その法律の上に憲法があるわけですから、憲法想定時には確かにそういった答弁をされてるんです。ということは、学校給食のみならず、学用品、交通費までも本来は無償にすべきだといったところがなかなか実現できていないのが、現実ではないのかと思うんです。学校給食法においては、それは保護者の負担だと言われてますけど、しかしその上にあるのが憲法です。憲法の想定時にはこういったことを政府は考えてたわけですから、国が本来はやらなければいけないところをやっていないんです。だから、自治体でやってはどうなのかと私は聞いたんです。いいですか。 全ての国民は法律の定めるところによりその能力に応じてひとしく教育を受ける権利を有し、全ての国民は法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う、義務教育費はこれを無償とするとあるんです。その中で学校給食法では、給食費は除くとあるんですけど、改めて今の憲法の条文を読めば、義務教育費は無償の観点でなければならないと思うんですけど、いかがですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 佐藤議員さんがおっしゃられるように、義務教育がいろんなことで無償になっていくということは、大変好ましいことだというふうに考えております。また、給食費についても、他の自治体では給食費を無償化しているところも現実ございます。ただ、里庄町では、現在はそこまでには至っていない。また、法律によって義務教育は無償化とするとありますが、これは私どもが調べた段階では、あくまでもこの憲法で言いますと、授業料の無償化というふうに捉えられるというふうに説明もございますので、それ以外のもろもろの無償化について等はいろいろな別の法律で定めることになっているということで、現時点では給食については保護者の負担ですというふうに決まっておりますので、それに従ってやっていると。 ただ、財政的に余裕があってですねえ、本当に保護者の方の負担を少しでも軽くしてあげたいということが可能であれば、給食費等もやりたいと思いますが、現時点ではなかなか財政的にも厳しく、そこまで踏み込んでいく余裕がないのではないかというふうに私どもは判断をしているところでございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 あくまでも今のところは考えてないということですが。 先ほどちょっと言ったんですけど、今子供が1人で食事をしている。これ、本当に、本来であれば家族そろって食事をしたりとかいうのが一番いいと思うんですけど、やっぱしなかなかそうばっかりとは言えないのが今の状況だと思います。 そういった中での給食の時間というのは、本当にそういった子供にとっては特に大事だと思うんですけど。今現在、町内で平日家族そろって朝食、夕食をする子供の割合、また1人で食事をする子供の割合っていうのはどうなってますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長(小寺大輔君) 〔登壇〕 佐藤議員のご質問にお答えをいたします。 平日に家族がそろって食事をする割合でありますとか、子供が1人で食事をする割合についてでございますけども、これにつきまして町で実際調査を行ったことはございませんので、その割合については現状は分からないということになると思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、これについては調査をしてないということですけど、これ学校のほうでアンケートとかがもし取れるようだったら取っていただいて、実際に子供たちがどういうふうな食事をしているのかっていうのを把握することも私はあってもいいのかなと思うんですけど。これ、プライバシーのことにもなるので、どうなんでしょうか。難しいんでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 全国の学力テストですとか、あるいは県の学力テスト等で質問紙で朝食を食べていますかとかいうような内容の質問等はございますが、1人で食べていますか、家族と食べていますとかいうような質問はございません。 また、町といたしまして、そういった食に関するいろんな調査で子供たちの実態調査をする必要があると考えたときには、今おっしゃられたような内容も含めて検討はしたいというふうに考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 食べるということは本当に基本的なことだと思うんで、それを本当に1人で食べるというのはかわいそうなのかなと思ったりもします。そこのところを決めつけてね、そういった家庭を排除するんじゃなしに、やっぱしそういった家庭に対しては、より一層子供たちに対して厚いそういう何か支援、支援とは言いませんけど、そういった心遣いがあってもいいのかなと思いますので、もしできる機会があればお願いをしておきたいと思います。 2つ目を行きましょう。 ○議長(岡村咲津紀君) 2つ目、休憩する。 ◆2番(佐藤耕三君) 行けると思う。はい、行きます。 ○議長(岡村咲津紀君) ここで、よろしいですか。佐藤議員、2項目めだったら休憩に入りましょうか。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 じゃあ、お願いします。休憩しましょう。 ○議長(岡村咲津紀君) この際、1時まで休憩をいたします。            午前11時50分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 それでは、2番目の質問に移させていただきます。 2つ目は、新焼却場及びそれに伴う熱処理施設についてでありますが。 現在、金山地区にある焼却場は竣工から20年以上が経過し、令和8年度をめどに新しい焼却場でのごみの焼却がスタートします。今まで焼却場は搬入されたごみをただ単に燃やすだけでしたが、新しい焼却場についてはそのときに発生する熱を利用する施設を併用し、熱を再利用するという計画を持っているようであります。私も西部環境のほうに所属していますので、そういった施設はあちこちと施設の視察もさせていただいています。 そこで、新焼却場及びそこで発生する熱利用施設について、パブリックコメントも行われていると思います。それらも併せて順次お伺いします。 この新しい焼却場については、私も視察を行く中で、今までの事業方式としては公共が資金を提供してそのまま維持管理をする、言わば公営公設でしたけど、公設でありましたけど、新しい施設へいきましたら、資金は公共で調達しながら、その後の維持管理とか運営は民間で行うという、公設民営方式が増えていると感じています。中には民設で民営というケースもありますが、それぞれのメリット、デメリットはどういうものがあって、新しい焼却場ではどういった事業方式を採用するのかをお伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。佐藤議員のご質問にお答えします。 まず、公設公営方式は、従来どおり施設の設計、建設、維持管理及び運営のそれぞれを行政が主体で行う方式で、メリットといたしましては行政による住民サービス提供によりサービスに一定の質が期待でき、継続性が担保されるといった信頼性の点が挙げられます。デメリットとしては、住民の視点に立った柔軟な運用ができない場合があるほか、施設の修繕の際には新設を建設した事業者しかできない機器も多く、修繕の発注において競争性が働かず、コスト高となる可能性があります。 次に、公設民営方式ですが、ここでは近年ごみ焼却施設整備で多く導入されていますDBO方式、デザイン・ビルド・オペレートの方式についてご説明いたしますと、施設の設計から建設、運転、運営までを民間事業者に一括発注する方式で、メリットとしては設計、建設期間の短縮と民間事業者のノウハウを発揮することにより建設費、事業費削減や処理の効率化及び住民サービスの向上が期待できます。また、建設資金は起債等により公共が自ら調達するため、民設民営に比べ安価な金利で資金調達できる分、建設費も抑えられるというメリットもあります。デメリットとしては、運営期間が長期にわたる場合、サービスの硬直化が懸念され、柔軟な契約内容の変更を行いにくくなる傾向があります。 最後に、民設民営方式ですが、施設の設計から建設、運転、運営までを事業を行うために複数の会社が出資し、設立するSPC、スペシャル・パーパス・カンパニーという特別目的会社に長期の包括契約として発注する方式で、施設建設費は民間事業者が金融機関より調達し、自治体は運営期間中、建設費相当分を分割して支払うことが特徴です。メリットとしては、民間事業者が金融機関から資金等調達することにより、SPCの運営において金融機関による監視が働くことが挙げられます。デメリットとしては、公設公営、公設民営方式に比べ、資金調達コストが割高になるという点です。 岡山県西部衛生施設組合では新ごみ焼却施設の事業方式を決定するに当たり、令和元年度に焼却施設の受注実績を持つプラントメーカーへアンケート調査を行い、公設民営方式の回答が多かったこと、VFM、バリュー・フォー・マネーと呼ばれる一定の公的財政負担に対して最も価値の高いサービスを提供する、また同等のサービスに対し最も低い支払いの財政負担で済むという考え方の基に比較する評価方法を基に比較し、公設民営方式を選定しております。 これらのことを踏まえ、新ごみ焼却施設の整備に当たっては、公設民営方式により令和3年度に事業者選定を行い、令和4年7月には本契約を締結し、令和8年4月稼働に向けて整備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 詳しくメリット、デメリットをお伺いしました。そういった中で、新しい焼却場は公設の民営で行うということでした。 ただ、民営で運営をするということになったら、やっぱしある程度の利益っていうのを民営は考えるのではないかと思うんです。そこで、例えば利用料金とかが公営が運営するより高く取られる、高くなるということも考えられるんですけど、そういったところはどうなのかなとも思います。 それと、焼却場、あんまり大きな声では言いたくないんですが、どちらかというと迷惑施設ということで、町民の方が利用する場合には料金も抑えていただくとか、もしくはこう無料で利用できるいうようなこともしていただきたいなと思うんですが、やっぱしこれが民営のほうで運営をするということになると、やはりある程度の負担が住民の方にもかかるのかなと思うんですけど、いかがなものでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 公設民営の場合、住民の方、利用者の方の利用料が高くなったりするような、負担が大きくなるのではないかというご質問でございますが。 搬入するに当たりましてですね、町民の方が持っていかれる場合は、現在無料ということでさせていただいてとるのは皆さんご存じかと思います。 一方、西部衛生を構成いたします井原市、矢掛町につきましては、現在の焼却場へごみを持ち込む場合は、家庭ごみであっても有料となっております。 ご存じのとおり、ごみステーションに出す場合はですね、ごみ袋を購入していただいて、これが手数料の代わりという意味合いもございますが、そういった形で出していただいとるという状況もございます。 令和8年度以降、新しい施設ができて利用料等がどうなるかということにつきましては、今後検討していくところでございます。これにただ額をどうしていくかとか、その辺につきましては、民間事業者が決めるいうことではなくて、町民、市民の方の利用につきましてはあくまでも条例等で決める必要があると思いますので、その辺は西部衛生組合のほうで決めていくことになると考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 ごみを搬入する場合は、今までとあまり変わらないと。ただ、そこにできる熱処理利用施設、これを利用するときには、あまり町民の負担がかからないような形でやっていただければなと思います。それはまだ、今のところまだ正式に決まってないわけですから、これから決まっていく中でそういったことも検討されていくと思うんですけど、そこのところを確認します。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。熱処理施設、熱還元施設ですね、こちらのほうの利用につきましても、議員のご指摘のとおり、これから検討していくことになりますので、適切な値段が設定できるように町としても意見を出していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 熱還元施設の利用料についてはですね、これは組合で設置するものですから、やはり里庄町に設置するからといって、ただにするとか、そういうふうなことは当然できない。当然、応分の負担は利用者の方にお願いはしていかないといけないと、このような考え方を持っています。 ただ、その料金設定については、今枝木課長が申し上げましたように、これから幾らぐらいの設定にするかというふうなことは議論になってくること、そういう状況でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、町長のほうからは、利用料については応分の負担を同じようにということですけど、町民の方からしてみれば、やはりここへこういう施設があるんだからせめてっていう考えもあるかと思いますので、そこらのところはしっかりと町長のほうもそういう要望をそういう中でやっていただければと思います。 ごみの回収した熱ですけど、一般的には蒸気とか温水、または蒸気タービンを設置することで発電等の利用がされています。このうちで一番有効なのは、発電が一番有効ではないかと言われています。この新しい焼却場においてどういった熱利用施設を考えているのでしょうか。一応計画の中にはいろいろ、温水プールだとかフィットネスジム等いろいろありましたけど、再度確認をしておきます。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 新ごみ焼却施設は、環境省が推奨するエネルギー回収型廃棄物施設であり、運転に伴い発生する熱の有効利用としては、発電を行い施設内で利用するほか、余剰電力は売電を行う予定としています。 また、発生した熱の一部を新たに整備を計画している広域連携拠点施設と呼ばれる熱利用施設に供給し、温浴施設や温水プールで利用することを考えています。 昨年度策定いたしました岡山県西部衛生施設組合熱利用施設整備基本計画では、ご質問にあります計画する具体的な施設については、温水プール、フィットネスジム、温浴施設、コミュニティースペースの機能を有した施設となっております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 この計画を作成するに当たって、アンケートも取られていたようであります。アンケートの中でのニーズを踏まえて、今言ったような温水プール、浴室、フィットネスジム、コミュニティースペース、こういったことを計画をされておるようでありますが、このアンケートのように本当に利用するのかっていうことを危惧している人もいます。 例えばつばきの丘の公園にしましても、当初いろいろな予定で使う予定だったものが、実際には厚生体育大会、あれも何度かやる予定でしたが、結局場所が悪くて一回しかやらなかった、見てみいな、言わんこっちゃないいう声も聞きますし、フロイデにしましても、建物は大きいけど、駐車場が少なくてなかなか使い勝手が悪いといった問題もあります。 私も、二、三年前の防災システムにしましても、あれも本当にいいもんだと思うんですけど、やり方一つでうまくいかなかった。例えば、あの防災システムにしても、当初希望を取ってからつけたわけですけど、どこどこの地区にはいついつからつけるから要らない人はっていうことでやっとけば、もっとついたんじゃないんかないう声も上がっているんです。 だから、例えば足湯が、温浴施設が欲しい、プールが欲しいっていう要望はあるかと思うんですけど、しかしそこにそういったものを造って、本当にそこでいいのかどうなのかっていう規模とか場所、それにニーズがマッチしていなければ、要は宝の持ち腐れにもなりかねません。どのくらいの規模で造るのか、また配置するそれに伴って職員が要ると思うんです。例えばプールなんかにしていえば監視員が欲しいとか、何かあったときのための人員、こういった人員とか、そういうのはどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。熱処理施設の規模でありますとか、人数、職員の配置人数とかのご質問と理解しますが。 施設については、延べ床面積が2,200平米の見込みとなっております。 年間利用者数の見込みといたしましては、これはコンサルタントが近隣の人口でありますとか、通勤状況、そういったことを勘案しながらですが、1日200人程度を見込んでいるということになっております。利用者がですね。 それに必要な職員配置につきましては、こちらの事業も、先ほどの焼却場で申しましたように公設民営という形になろうかと思いますので、実際に職員の配置については現在のところ承知しておりません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 大体の規模は聞きました。1日200人を予定しているということで、ただ駐車場が50台分の駐車場を見込んでいるということですけど。ただ、本当にその200人がほんまに来るんかいう声も聞くんです。というのが、あそこ、大きな声では言いたくないんですけど、もともとが火葬場、じゃない。            (「火葬場は違います」と呼ぶ者あり) ちょっとそこのところ、確認。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 熱処理施設の建設予定地でございますが、今議員のほうからご発言ありましたような施設ではございませんで、もともとごみの焼却場が設置されていたところと町としては認識しております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 それは私の勘違いでした。すみませんでした。 どちらにしても、あの場所とかそういったところを考えて、うまくいけば本当にいい施設ができると思うんです。だから、それに見合った人員の配置なり、駐車場、そういったものをしっかりと整備していただければと思います。実際に予定どおりにいかないっていうケースが多々ありますので、そこらのところはしっかりとやっていただきたいと思います。 あと、この施設ですけど、災害時の避難所としても利用するということでありましたが、どういった災害が発生した場合、この施設が避難所として利用されるのでしょうか。パブリックコメントの中にもありましたが、地震だけではなく、土石流だとか崖崩れ等も想定してはどうかというようなコメントもありましたけど、その点についてお伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長
    ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。どのような災害を想定して避難所として位置づけるかという質問でありますけれども。 新たに3市2町の施設として整備を計画している広域連携拠点施設と呼ばれる熱利用施設についてでございますが、先ほど枝木課長の答弁にもありましたが、岡山県西部衛生施設組合熱利用施設整備基本計画の中で、災害時の温浴施設の一部開放や組合市町による指定避難所としての機能を有する計画であることが記載されております。広域連携拠点施設は、避難のどのような災害という、具体的にはありませんけれども、長期化等しましてですね、大規模災害、いろんな災害を想定しながらですね、利用を想定しておりまして、避難の際の受入れ体制についてはまだこれから今後検討していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 私、なぜこれ聞いたかというと、これ地震のときのとは書いてあったんです。ただ、それ以外にも、また例えば土石流だとか、今パブリックコメントにあったように崖崩れ等も想定してはとあったんだけど、あそこのところ自体が土砂災害の危険区域の近くになってるもんで、そういったもので、例えばそこへ例えば大雨が降ってるときに避難してっていうのもどうなのかなと思って確認をしたんですけど、ちょっとそこのところお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。 土砂災害警戒区域、その辺もですね、慎重に見極めながらですね、現時点で言えるのは、長期化する、そういった温浴施設がありますので、そういった避難所の一つとして増やすことができればという考えでいる状況でございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 私も視察を行った中で、やっぱしこういったところを避難所としてから開放しているところもあります。そういったところは、本当に災害、例えば雨が降ったときには大丈夫だとか、もう当然崖崩れのないようなところで避難所としてしてるもんですから、あそこのところが、もし本当に何でもかんでもあそこへっていうわけにはいかないのかなと思って、ちょっと気になったんです。 災害時の避難機能としては、自宅で利用が困難な方に温泉施設を提供するとか、指定緊急場所として利用するとありますけど、災害時にはその時々の状況によってからふだんの人員ではとても対応できないと思うんですけど、そういったところに関しても民間でもし運営することになれば、そういった連携とかも必要となるんですけど、そういった訓練等もやはりやっていく必要があると思うんですけど、その辺のところも、この点で最後、お願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。 当然、佐藤議員さんおっしゃるとおりですね、そういった訓練、当然しなければいざというときにできません。そういったご意見をいただいたのでですね、そういったことも念頭に置いて、これからいろんなことを検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 せっかくこういう熱の利用施設をしてからいろいろ施設を造って、町民の方とかがいろいろなアンケートで欲しいという施設ですから、あれが宝の持ち腐れにならにゃよかったないうことのないようにやっていただければと思います。 それとあと、利用する場合についても、料金があまり高くて、高いがために利用数が減ったとかいうことのないようにお願いをしたいと思います。 続きまして、未登記道路の解消についてお伺いしたいと思います。 私も、この未登記道路ということ自体に対してあまり知識がないもんですから、ネットとかで調べた中で、未登記道路というのが一般に使用されている国道、町道、県道などの道路に個人とかもしくは法人などが所有する民間地が含まれている道路を未登記道路だというような認識しかありません。 また、どうしてこういった未登記道路が発生したのかなというところもちょっと調べてみたんですけど、これもネットでしか調べられませんでしたけど、明治の地租改正によって土地の所有権が初めて確立されて、その後昭和27年の今の道路法ができたときに、もしくはそれ以前に用地の買収を行っていなかったことが原因とされています。 私の近所にもありますけど、以前は昔は今に比べてから交通手段も少なくて、多少道路が細くても行き来はできたんですけど、だんだん交通手段が発達するによってから道が広くなければ通れなくなったいうことで、地元の人らが自分の土地を出し合ってから道路としていったんだけど、名義はそのまま変更しなかった、そういったところが未登記道路として残っているんだというような認識ですけど。ここの点で私の認識が正しいのかどうか、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 佐藤議員の未登記道路のご質問にお答えする前に、未登記道路の解消にご協力いただいた皆様に心から厚くお礼を申し上げたいと思います。 答弁に戻りますが、未登記道路が生じた理由については、国や県についてははっきりしたことは分かりませんが、町としては昔から地元で土地を出し合い、町道として利用していたものや、町が地元からの要望を受け、土地を買収し、または寄附していただき、道路を拡幅したが、相続の関係や町の登記業務の遅延など、何らかの理由で所有権移転登記ができなかったものが主なものでございます。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 私も、町民の方からよく聞くんですけど、もう何年も道として使うてるから今さらどうしてほしいとは言わんのんだけど、この道路の中にうちの土地が入っているんだいう声も聞きます。また、土地のことはよう分からんのんだけど、自分の代はいいんだけど、次の代になったときにどがんなるんじゃろうかなとか、道路の中に自分の土地があるけえ、それ買い取ってもらえんのかなという声がちょくちょく聞くんです。町内では地籍調査も終わっています。地籍調査によって道路と土地との境界が確定したら、私はあさはかな考えであれですけど、知識ですけど、未登記道路がなくなるんじゃないんかなと思うんです。 というのは、地籍調査というのが土地の所有者を確定するもので、1つの土地に数人の名義がある場合も少なくとはありませんが、そこで何らかの境界線は引けると思うんです。地籍調査が終わっても未登記道路は残るものなのかどうなのか、どうなんでしょう。また、町内の未登記道路の件数とその推移はどのようになっているのか、お伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 佐藤議員の地籍調査と未登記道路の関係についてのご質問にお答えします。 地籍調査では、個人の土地の全部または一部が未登記道路であるかを現地調査等により土地所有者の方などに確認していただくことになりますが、所有権移転登記はできないため、境界などの確認ができても、未登記道路の解消とはなりません。その後、所有者等の同意を得て、町への分筆登記や所有権移転登記等の手続が完了して、初めて未登記道路の解消ということになります。 また、次の町内の未登記道路の件数とその推移についてのご質問にお答えします。 平成29年度から農林建設課に嘱託登記に精通した職員を配置していただき、道路の未登記解消を進めてまいりました。地籍調査が始まって以来、未登記処理を進めてまいりましたので、最終的な未登記道路の全筆数、全ての筆の数は集計できませんが、平成29年度は56筆、56筆と言ったほうがいいでしょうかね、平成30年度は71筆、令和元年度は65筆、令和2年度は63筆、令和3年度は51筆、令和4年度も既に14筆の未登記道路の解消を進めてまいりました。現時点で残った未登記道路の全ての筆数は186筆になります。ですから、総数というよりは、今残った全ての数という形になります。この186筆ですが、送り込みがもう一か所残ってるので、そこで数筆が増えるかもしれませんが、ほぼこの数が残ってるという形なります。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 この未登記道路があることによって生じる問題っていうのも、ちょっと私もちょっとネットで調べてみたんですけど、長年そこの土地が自分のところの名義が残ってるもんで、そこの固定資産税を払い続けていたケースだとか、その分の固定資産税の返金がどがんなるんじゃろうかとか、そこに残る道路については買い取ってはもらえのんだろうかというようなところがネットのほうには問題として上ってましたけど、それらを含めて町内ではどういった問題が発生したのか、もし分かればお伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 佐藤議員の未登記道路があることによって生じる問題についてのご質問にお答えします。 未登記道路がある場合、付加されている固定資産税についてどうかという質問もございましたが、多くの場合は分筆をされていない未登記道路の部分は、道路を拡幅をした当時の用地代を支払った伝票に記載されてある面積を除いて課税をされています。多くの場合です。伝票を全部、平成9年度でしたか、全部確認をして、その部分の面積を、分筆がすぐできないいう案件もありますので、その部分の面積を差っ引いて課税をしたということがございます。里庄町の場合です。 地籍調査をした後は、これも多くの場合ですけど、個人の土地と未登記道路の境が確定するため、個人への課税は正確にできるようになります。 また、未登記道路を解消する際の道路部分の買上げ要求についてのご質問ですが、町が未登記道路を解消する際、基本的には寄附により所有権移転登記をさせていただいております。これは、地元の出し合い道であるとか、当時お金を支払っていることが確認できる場合で、それでも代が替わったりして売られた方とか寄附してくださった方がもうおられない、今の所有権者は町のほうにおられて、これは買ってもらわないとと言われるような場合もございますが、一度お金をお支払いしたり、その前後は寄附でいただいたりというところ、整合が取れなくなりますので、寄附でお願いをしているというのが実情です。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 簡単に言えば、固定資産税を余分に取ってるってことは、まず少ないということと。あとは、買取りはすることなく、寄附でお願いしてると。これは、道路としてから何年も使ってるわけですから、現状道路だということで寄附をお願いしているということだと思います。 この未登記道路ですけど、何か要望とか、これはどがんなっとんないうことがあってから多分手をつけると思うんですけど、そういった要望が何にもない場合、未登記道路は残っていくんですか。残った場合、最終的にはどうなっていくんでしょうか。そこのところをお伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 佐藤議員の未登記道路の関係で、何も要求などその方からなかった場合とか、そういう場合は未登記道路がどうなっていくのかというご質問にお答えします。 本町では、地籍調査時など未登記の存在が確認できたときに、その都度手続を進めるようにしています。本来は、昔からたくさんあったということで、ご指摘を以前からいただいておりました。課税の問題もできるだけ早めにと。以前は課税の問題が発生したこともございますけど、そこで早めに対応するようにということで、伝票を繰ってですねえ、分筆されてないものは解消するようにしてきました。 今回のそういう何も個人が未登記があると知らないような場合というのが、地籍調査のときに大体はっきりしてくるというのがよくあります。特にその代の方がおられなくて、相続人の方は全くその流れを知らないという場合も多くございますので、そのときに、あっ、ここに私の先祖の名義の土地があるんだということを知られる場合もあります。 本町では、地籍調査時など未登記の存在が確認できたときに、その都度手続を進めるので、発生したらその方々に未登記解消のお願いの文書、特に遠くにおられるような場合もございますので、文書を送付して、所有者から連絡がない場合についても、何度か送ってお願いをするという形で今手続は進めています。ですから、地籍調査が終わった区域ごとに全て、30人を超えるような場合もありますが、全てにお送りはしています。今現在の相続人の方にそういう形でお知らせをするような形、それで知られる方が結構おられます。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 本来、ここの土地は誰のもんだっていうことがはっきりするのが理想というか、本来の形だと思いますので、町としても分かった時点、分かった時点で進めていただければと思います。私もこの未登記道路についてはなかなか詳しくはないもんですから、今課長にお伺いした範囲での知識とさせていただきます。 最後に、国葬についての対応です。 参議院の期間中に安倍元首相が殺害されまして、これに対しての弔意をおのおのが示すということは、私は否定はしません。また、今回のような行為は、いかなる理由があっても決して許されるものではありません。岸田首相は、安倍氏の長期にわたる功績をたたえ、9月の27日の国葬を閣議決定しました。しかし、国葬に反対する声は全国で上がっています。 その理由として、首相の在任中には、モリカケ、桜の問題などで政治を私物化したことや、またそれの裁判も終わっていません。国葬となれば、疑惑の解明に蓋を閉じることにもなります。また、安保法制や共謀罪など重要法案を強行したこと、こういったことで国民の中にも世論は二分しています。 また、国葬を行う理由を民主主義を守るためだと、このように岸田首相は言いましたが、国葬そのものが明治憲法下のものであって、元首だった天皇や天皇のために功績を尽くした人を悼むことで国民の統合や意気発揚と同時に、同じ思想を共有し、異論を排除するために行われていたものであり、これこそ民主主義に反する儀式で、今の憲法には国葬の定義そのものがありません。しかし、国葬となれば、半旗の掲揚、弔意の強制にもつながりかねません。これらの理由から国葬に反対をするものであります。 ちなみに、来週、9月の11日の日曜日に、岡山県におきましても国葬反対の集会を行います。 しかし、ここで国葬について私も町長にどうのこうの言うことはありませんが、もし国葬が行われた場合、半旗の掲揚、そして弔意の強要というのを職員や学校の先生、子供たちに押しつけてはならないと思いますが、その点についてどのようにお考えなのか、また差し支えなければ国葬に対してのご意見をお伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 佐藤議員のご質問にお答えをさせていただきます。 参議院選挙中にね、ああいうふうな形で戦後最長の総理の期間をお務めになられた安倍元総理が亡くなられたということは、非常に私も国民の一人として大きな衝撃を受けたわけでございます。また、同時に、非常に悲しい思いもいたしました。 と申しますのが、先ほど、佐藤議員もおっしゃられましたが、我が国においてあのような非人道的な行為が、それも大衆の面前で選挙期間中に行われるということが本当に許されていいのかというふうなことと、志半ばでですね、ああいうふうな形で亡くなったという、その安倍元首相のその心中、またご家族の悲しみを思うときにはですねえ、本当にやるせない気持ちでいっぱいでございました。 我が国においてああいうふうな形が本当にこれから二度とあってはいけないと思いますし、民主主義が脅かされるようなことがあってはいけません。いかに主義主張があろうとも、暴力とか、そういうふうなことは絶対してはいけないこと、そういうふうなことはやはり国民全体が共有するべきことだと私は思うわけであります。 その形をですね、どういうふうな方法で示していくかというふうなことが、やはり今議論されているんではなかろうかと思うわけでございます。政府はですね、それを内外に向けて国葬というふうな形を取りたいんだと、私はそのように認識しておりますが、それが国民全体にとって受け入れられるかどうかというのは、またそれぞれ国民一人一人のお考えがあろうかと、このように感じております。 国葬について私の所感は以上でございますが、ただ今後、町に対して国のほうから要請があった場合どうするか、それから職員とか、また一般町民の方に対して強要とか、そういうふうなことをするかということでございますが、これからいろいろ岸田首相の説明もございましょうし、国のほうでいろいろなことが議論されると思いますけれども、今の時点では、私は半旗は行いたいと、個人的にはこのように考えております。 ただ、黙祷をですね、強制するかどうかというのはまた別な話であります。それは、やはり町民一人一人の方がどう感じるか、どのように弔意を示すかというのは、それはもう個人の自由でございますので、そういったことはするつもりはございません。 ただ、国葬というふうな形が取られる以上、行政としてもそういうふうな対応が望ましいのではなかろうかというふうなことは、現時点では考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 先日もねえ、町長と教育長のところへこの申入れにお伺いしました。町長は、個人的には揚げたいということでありますから、町長も町長室でね、揚げていただいてから1人でやるのは私は構わないと思いますが、これを町民に見えるように高々と揚げるのはどうなものかなと思います。 この国葬についての費用ですけど、一般的には事業を行う場合には予算をつけます。国葬そのものには2億数千万円が必要と言いながら、警備費などが幾らかかるか分からないということで、これ、予算をつけていません。 ちなみに、今の天皇の即位の礼では、国内外から招待客は約2,000人から2,600人ぐらいだったかな、それで接待費、防衛費と合わせて70億円を超えています。今回は、参列者は6,200人とも言われています。こうなれば、その金額は分かりません。こうした事業を簡単に認めるわけにはいかないと思うんです。仮に町でも事業を行う場合は、やってみなきゃ分からんけえ予算はつけれん、こういったことがもし提案された場合、議会として通すわけにはいきませんが、認めるわけにいかないよな、幾ら予算がかかるか分からないものを。今後、町としてから予算が幾らかかるか分からない、そういった事業提案する予定か可能性はどうでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 私は、国葬に対して町のほうが予算が必要になるとは考えていないんです。弔意を示すという形をどのようにするかというふうなことでございますので、現時点では国葬に関しての予算の計上については考えておりません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 すみません。私の質問の仕方が悪かったのかなと思う。別に国葬について町がどうのこうのでなしに、国葬をするに当たっては予算が幾らつくか分からないっていう事業を今国で進めてわけです。仮に町としてね、町がこれからいろいろな事業をする場合、予算が分からないから、幾らか分からんから予算をつけなしにやらしてくれっていう提案をするかどうかっていうのを聞いてる。町が何か、今まではね、予算これだけの予算をつけますから、議員の皆さん諮ってくださいっていうということです。ただ、今回の国葬については幾ら予算がつくが分からないけどやるっていうわけでしょ。だから、逆に町のほうがこれから事業をやるに当たって、幾ら予算がつくか分からんけど、やらせてくれいうような提案をするのかしないのかっていうことを私は聞いたんです。ちょっと難しいかも分かりません。答えて。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 例えば、佐藤議員がおっしゃられていることと、私の答弁がかみ合うかどうか分かりませんけれども、里庄町の将来に向けて振興計画に記載されているような事業、この方向性をやりたいと。その方向性は、やはり予算がこれから幾らかかるか分からないけれども、当然議会と執行部が協力してやらないといけないいうふうなことはお願いします。 ただ、その実際に事業を行うに当たっては、予算の額が当然確定していないと、それは議会のほうにお願いをしていくわけにはまいりませんので、振興計画に記載されているような町の将来に関わるようなことについては、ある程度議会の皆さんにもお願いはしてまいりますが、予算はしっかり皆さんにお示しをした上で事業の実施についてご審議をいただこうと、このように考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 当然そうなんですよ。9月の27日って、あと2週間そこそこなんです。そこで使う事業にね、事業費が分からないから予算はようつけんけど認めてくれっていうのはねえ、なかなか言えんと思うんです。そのことを私聞いたんですけど。 地方には地方自治法というんがあって、地方自治というのが認められています。国に対して何にも批判しない態度を取った、そういったことではなくて、やっぱし地方自治を守るという観点で、町長は町長なりにこれからも町の運営をしていただきたいと思いますが、最後、これについてお答えください。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 我々は地方自治を守る、これは当然町民の生活を守るということでございますので、そういうふうな観点に立って、しっかり事業を精査した上で実施、そういったことに取り組んでまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。            (2番佐藤耕三君「以上、ありがとうございました。終わります」と呼ぶ) ○議長(岡村咲津紀君) この際、15分間の休憩をいたします。            午後1時51分 休憩            午後2時06分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 失礼します。3番仁科千鶴子です。今日は、通告に従い、2件質問させていただきたいと思います。 1件目は、ため池事業の進捗状況について、ちょっと教えていただきたいと思います。 毎年、異常気象となり、各地で災害がほんと今も現在も起こっているような状況です。平成30年度7月豪雨では、広島県内48か所のため池が決壊し、ため池下流に大きな被害が生じました。 このため、農業用ため池の情報を適切に把握し、決壊による災害を防止するために、農業用ため池の管理及び保全に関する法律が制定されております。 ため池は雨の降る量の少ない瀬戸内海地方に多く、農業用水の確保のために人工的に造成されています。江戸時代以前に造られたものが75%占められていると言われております。兵庫県が全国第1位、広島、香川、山口、大阪、岡山というふうに多くなっております。 里庄では、各分館に管理できない池、農業に利用されてない池の廃止があるかどうかという確認、そういった形で行っております。 ここで質問させてもらいます。先ほどの同僚議員のほうからもお話がありましたけれども、現在池の数と廃止のために埋め立てた池の数はどのぐらいあるか、埋め立てた後、池の利用内容は現在どういうふうに行われているか、そのあたりをお聞かせください。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 仁科議員のため池の数についてのご質問にお答えします。 以前から町内95か所あったため池は、おおむね10年間で14か所のため池を用途廃止し、今日現在、町内のため池の数は81か所となっています。 用途廃止された14か所のため池のうち、埋め立てた、または埋立てをしているため池は8か所ございます。 それで、埋め立てた池の利用についてのご質問にお答えします。本町では、過去に遡ると、池を埋め立てたところに公会堂を建築したり、公園、駐車場などにしたところもございます。いずれにしても、地元とその後の維持管理を含めた調整を図りながら用途を決めていくことになろうかと思います。 先ほどもお答えしましたが、今現在、玉島笠岡道路など、国や県の工事も多いことから、町としては当分の間、埋め立てた土地の用途が決まるまで工事ヤードとしての利用も考えています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 内容的にね、いろんなことに使われてるんだなと。公園とか公会堂、駐車場、地元と話をしながらそこの地区に合ったというような形をされてるのが、いい利用方法ができてるという感じはいたします。ただ、今14件しました、8か所が埋立てをしてますという状況だということが分かりました。 そこで、浜中のほうにも池がたくさんあるんですけれども、その中で防災重点農業用ため池の指定とかっていう、いろんな名前が来るんですけれども、私もちょっと勉強不足だったもんで、防災重点であれば、防災のためのため池だから水がないと火事のときに大変じゃないかとか、池には水がないと火事のときに大変という町民の意見は大変多いのではないかと思います。あと、農業をしていないが、今は誰も利用してないため池なんだけど、先祖からずうっと水利権を言い渡されてるので、それを放棄することはなかなかなあという声も本当によく、この2つをずっと聞くんです。だから、使ってないけど、そのままのほうがいいのかなとかっていう話がよく出ます。 ただ、防災重点なんだから、防災のために取っとかないといけないというイメージを持たれてる方が多いというのがちょっと回ってみて思うので、防災重点農業用ため池の意味をちょっとここでお聞かせ願えますか。お願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 仁科議員の防災重点農業用ため池についてのご質問にお答えします。 防災重点農業用ため池とは、決壊した場合の浸水区域に家屋や公共施設等が存在し、人的被害を与えるおそれのあるため池のことをいいます。 選定基準は、平成30年11月13日に国が示したものが4点ございます。 1つ目、ため池から100メートル未満の浸水区域内に家屋、公共施設等があるもの。2つ目、ため池から100メートル以上500メートル未満の浸水区域内に家屋、公共施設等があり、かつ貯水量1,000立米以上のもの。3つ目、ため池から500メートル以上の浸水区域内に家屋、公共施設等があり、かつ貯水量5,000立米以上のもの。4つ目、上記以外でため池の規模、構造、地形条件、家屋、公共施設等の位置関係、維持管理の状況、上流域の地域指定の状況、崩壊地の土質及び地形等から都道府県または市町村が特に必要と認めるものとあります。 この4点、いずれかの条件を満たしているため池を防災重点農業用ため池として指定しており、町内には42か所ございます。            (3番仁科千鶴子君「42か所」と呼ぶ) 42か所ございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 失礼します。今、42か所あると。防災重点農業用ため池、要は危ないところということですよね。今の4項目ありました。やはりそれの基準に入っていなければ、やはりちょっと危ないから気をつけましょうという池というふうに取られても、防災がちょっと災害が起こったときに危ない地域ですよと、池ですよというふうな理解でよろしいでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。この防災重点農業用ため池でございますが、ご質問にもあったように、広島のため池の決壊を契機に、農業用ため池の管理及び保全に関する法律が制定されたということもあって、やはりその下流域の被害が発生するその度合いとかで、やはりこういう指定をしていかないといけないだろうということになったんだと思います。 ですから、全てこれ、下流域の条件は、家屋や公共施設がある、離れても立米数が多くなるとその下流域までその影響があるということになりますので、そういう形での指定がある。そういう形で指定されたと。要は被害が及ぶところの池は、そういうため池に指定しましょうという形になったということでございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 失礼します。そういうところは指定しましょうということで、42件里庄にあるということは、半分の池はそうだということですよね。半分の池は防災重点農業用ため池だということです。やはり近年直したところもあります。そうすれば、もう安心ではあります。全然水かさも違いますし、岩盤も物すごく強いですから、堤防のほうも強いですから、いいんですけれども。古いところっていうのは、本当にたくさんあります。 先ほど言わせていただいたのが、江戸時代以前から造られた池っていうのが、75%を占められているという点、これを調べましたら、そういうふうに出てるんですけれども。やはり先祖代々から受け継いでるからっていうので、やはり手放しにくいのもあります。ですが、やはり地域の方がそのことをちゃんと理解されているのかどうか。池はいけまあ、やはり昔からのあれで潰したらいけんじゃろう、やはり火事があったり山火事があったらどうするんという話で盛り上がります、地区でお話のときは。何でこういうことをするのかというのを、広島にそういうふうなことがあったからと言われてもぴんとはこないんです。ただ言うのは、皆さん言われるのが、池に水がなかったら火事になったらどうするんだということと、もう一つは昔から水利権があるんだという、この2つが大変大きいということです。池が古いとか、そういうことをさほど感じてはいない、で進まないのかなあというのはすごく感じてます。 こういうことを、今課長が言われたようなことをきっちりと地域に全て説明しながら行かれてるのか、分館長任せでないのか。分館長は毎年替わるところもあれば、ずっとの方もいらっしゃいますけど、うちは2年1回ですけど。やはり毎年であれば、この機を避けてっていうことも多くあると思います。そのあたり、きっちりとした説明を地域に下ろしているのかどうか、そのあたりをお聞かせ願えますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。仁科議員のため池、廃止とかを含めたため池の安全上どうしていくかということをそれぞれの分館に、それぞれのため池について町が説明に行ってるか、その話を聞きに行ってるかということだと思いますが。 このご質問についてですが、町としては全ての池について、特に危険なため池について、全て行けてるわけではございません。今の段階では、各分館長さんにご意向としてもう水利としてはいない池、ここはもう潰して用途廃止をしたほうがいいと思われる池とそうでない池をまず教えてほしいと。それで、実際に必要ないという形でまとめて、ちょっとまとめていただいた後に、用途廃止するために水利権者の同意をもらいに行くという作業になります。そういう形で危険なため池は、水はちょっとはたまるようにしてほしいとか、そういうような要望が実際にはその後から話をしに行く場で多分出てくるような形になると思います。 ですから、同意をもらう段階で、それじゃあたまりをつくりましょうと、水がたまる場所を造りましょうとか、そういう話は幾らかそこで、そっから先へ進む段階でちょっとお伺いするような形になるという形で、今の段階では一つ一つ行けてないというのは確かです。 ですから、今、こちらがお願いしてるのは、それぞれのため池の管理者を必ず人が替わっても教えてくださいということは毎年お願いはしています。そうしないと、もし何かあったときに、どなたに池の樋をとか樋を抜いてほしいんだとかいう話をしていいのか分からないので、そういうお願いを町はしている。それで安全を担保したいと考えているという形で。これから町からも行かなければならないため池も出てくると思います。放っていたら危ないというため池については、仁科議員さんがおっしゃられるように、こちらからお話に行って、こうしてほしい、こうさせてほしいという形があるかもしれないですけど、今までの段階は、ちょっと直接全ての池について、行けてるわけではないということです。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 ありがとうございます。農業する方も減少してますし、高齢に伴って維持管理、同僚議員から話がありましたけれども、やはり草刈りとかも大変です。ですけれども、その維持管理が難しい、あまり必要のない池とかっていうのは、やはり分館長、水利に任せるのではなくて、やはり現場を実際に見ていただくというのは、行政として必要かなと思います。 そこで3番の質問なんですけれども、行政として防災上から見て、廃止して埋め立てたほうがよいと思う池は実際にあるのか。それで、それが埋め立てたほうがいいという理由、もう管理をしていないからとか、やはりどこどこが漏れてるからとか、この樋が危ないから、いろいろあると思うんですけれども、行政から見て今の段階でそういう場所はないのか、そのあたりをお聞かせください。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 仁科議員の防災上、ため池を用途廃止して埋め立てたほうがよいと思う池があるのか、またそうしたほうがいいと思う理由についてのご質問にお答えします。 ため池は農業用利水が最大の目的であり、利用する方が日常管理を適正に行うことで安全なため池として維持できると考えています。先ほどもお答えしたとおり、草刈り等の管理をしていない、またはできないため池については、堤防の状況を確認することができなくなり、決壊の危険性もあることから、水位を十分落としていただくようお願いしていきます。最終的には、地元で草刈り等の管理、日常管理ができなくなったため池については、用途廃止等の検討をしていきたいと考えています。 これも、先ほど申し上げたのと全く一緒のような流れですけど、用途廃止をすると決まった後は、雨水が集まる流域が大きく、下流によく浸水する区域等があるため池については、洪水吐を切り下げるなどして、通常は水がほとんどたまらないけれど、豪雨時には遊水機能持った調整池とする、もしくは埋めると、埋められると判断したものは埋めるという形で対応していきたいと。 先ほどもちょっとご質問にあったと思うんですが、そのあたり、最後ご質問が現地の確認、現地のことを言われてませんでしたかね。現地のため池、現状をということで。 実際に現状を見て、これを実際に町からするとですねえ、受益、ここの田んぼ、この水を使って、この池の水を使って今田んぼを作られているのが3筆ございますと、でもこの池を直すのは何億と、1億以上のお金がかかりますという場合、正直申し上げると、もっと違うやり方がないかとか、今後先にずっと続けるということであれば、そこの投資を当然1億以上もかけてもやらなければならないという池もあるでしょうし、そのあたりを線引きをしていかないといけないとは考えています。 ですから、危ないため池をただただ全部全て直していくと、あと残り80ぐらいありますけど、ほとんどがそういうため池です。ですから、1年ずつしても80年かかると。そういうわけにはいかないので、直し方や埋め方や用途廃止の仕方、それをこれから町民の皆さんと一緒に考えていきたいと考えています。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 ありがとうございます。 最後に、今後どのように考えているかというの、今お話ししていただいたのがまとめですね。課長、よろしいでしょうか。今後はどのように考えてるかっていうのが、今さっきの流れで聞けれたかなと思います。ただ、80年もするわけにもいかない。ただ、要るものと要らないものの線引きっていうのは、本当に大変だろうけれども、ただ町民としては先祖のものだから残したいとか、そういう考え方が多いということをやはり知っていただきたい。だから、それをやはりこういう理由で危ないからやはりやめましょうという形は、やはり行政として説得に当たるべきではないかという気はするんですが、そのあたり、お手数かけますが、もう一度だけご返答いただけませんか。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 町としたら、先ほどの繰り返しになるんですけど、今後町としては日常的な管理がされている、よく管理されているという形で今後も利用するというため池については、順番に早く改修していきたいと。結局、ため池の改修には多額の費用がかかるために、国費等の財源を確保して町の財政状況を見ながら優先順位をつけて順番に直していきたいと。また、すぐに改修できないため池、直さないといけないけどという危険なため池については、池の水位をやっぱり落としていただいて、利用していただく。受益者が少なくなっているので、これを少し落としてもため池十分機能するだろうという形とかですねえ、その池によってちょっと利用状況を変えていただくような形になろうかと思います。 最終的には、地元でもう管理ができないというため池については、用途廃止を踏まえたことをちょっと考えていただければということで、それももうご相談です。先祖からの田んぼがある、でももう今は作れないけど、作ろうと思えば作る形にしたいんだと、でもため池の管理はできないということは、なかなかねえ、管理と義務とか、その辺がねえ、ちょっと難しいとは思うんです。やっぱり権利はありますけど、やっぱ幾らか日常の管理というのもやっぱりあるということを知っていただいて、ちょっとそのあたりのお話をそれぞれの池で確認をさせていただきたいと思います。 もう全部直すことはできないいうのは、もうこれは正直な町の考えでございますので、これからどうしていくか、埋めていけるものは埋めていく、縦に洪水吐を切るというような方法も当然考えていきますので、またご協力よろしくお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 ため池のことはねえ、やはり池が多いですので、大変気になっていた部分と。皿池のほうが、本当にきれいに直していただきましてありがとうございます。やはり安全に、やはり利用できますし、こんなに直すといいんだなっていうのを本当に思っております。地域の者もよく言っておりますので。やはり安全にっていうのが一番だなと、あるんであれば安全じゃないといけないというのを痛感しましたので、お話をさせてもらいました。 それと、何かあまり進んでないなあっていうのが、ため池の事業があまり進んでないなというイメージがあったんです。すごくイメージがありましたので、少しでも進むためには行政がもうちょっと努力すべきだと私は思いますので、これからの今後の努力を期待しております。 2番目の質問に行きたいと思います。 行政改革という形で、大きなちょっと問題提起にさせてもらいました。分かりやすい課の見直しとの人員配置を考え直してほしいというので出させていただいております。 毎日、役場には大勢の人が訪れます。多数の住民に、住民生活に関わるものもあれば、特定の方のみが利用するなど、課や窓口によって町民の利用頻度が異なっています。日常生活や家庭の困り事など、様々な相談に応じるのも行政の仕事です。町民の方からは、内容によりどこの課に行けばいいのか分かりにくい、この手続はほかの場所にと回されることがある、いろいろな支援があるようだが説明がないので分からない、特に子供関係、高齢者関係、シングルになってしまうこともあります。しかし、どういう手続が要るのか、どういう援助があるのか分からないということ、どういうことが必要か、もうその時点が分からないのでそういう説明をしてほしいという意見があります。 そこで、質問なんですが、総合的な、里庄にはですね、総合的な窓口となる町民の相談はどこの課が中心で、職員がそこに配置されてるのかどうか、そこでは一目で分かるような内容の案内を作成しているのか。例えば、今、転入とか転出が多いです。転入、転出、地域についての内容とか、そういったのもあります。転入、転出だけでなくて、死亡のとき、結婚したとき、離婚したとき、いろんなことがあります。その相談の窓口というものがどこにあるのか、各課を回らないといけないのか、その辺り、詳しいことを説明お願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。今、例示いただきましたサービスの内容につきまして、基本的に町民課のほうで対応している業務ばかりですので、私のほうからご説明をさせていただきます。 まず、転入のときには、加入する組合、分館についてのご案内をさせていただいております。転入セットの手渡しということでこちらへ準備しておりますが、これが転入セットでございます。まず、ここにありますが、ちょっと見にくいと思いますが、あなたの組合は現在何々で登録しています、これはあくまで仮の登録ですと、分館長さんに連絡をして確認をしてくださいということで、ここへ分館名、分館長さんのお名前、電話番号を記載してお渡しするようにしております。 転入セットの中身ですが、転入ガイドブック、これは町のホームページを冊子にまとめたものでございます。それから、役場の問合せ先一覧、主な業務、電話番号が書いてあります。防災のハンドブック、それから戸別受信機の案内、それから町指定のごみ袋、燃えるごみ、燃えないごみ、それぞれ1袋ずつ入れてあります。それから、ごみ袋の販売店の一覧、ごみ出しカレンダー、ごみ出しのガイドブック、これらがこの転入セットの中には入っております。 そのほかに、中学生までのお子さんがおられる場合には、健康福祉課、教育委員会をご案内しております。これは、小児医療、児童手当、それから小学校、中学校の関係のお手続、そのためにそちらを回っていただくようご案内をしております。 また、最近ではコロナの予防接種の手続、これは転入前の接種回数等によっても条件が変わってきますが、こちらは健康福祉課へ行っていただくようご案内をさせていただいております。 それから次に、死亡時、お亡くなりになったときには、井笠広域斎場のご案内、この中にはセットとして斎場の利用の案内でありますとか、相続登記のチラシ、死亡後の主な手続の一覧、コロナ感染予防対策についてのお願い、これは斎場での感染予防の対策のお願いなんですが、あと加入しております健康保険から出ます葬祭費のご案内、受給されていた年金のお手続のご案内、それから人、条件により違いますが、税金のお手続のご案内、こういったものをさせていただいております。 また、結婚時には結婚ガイドブック、離婚時にはひとり親家庭の支援制度のご案内のチラシ、子供の養育に関するパンフレット等を設置し、お渡しできるようにしております。 また、例の中にはありませんでしたが、町民課では出生時、お子さんがお生まれになったときにも小児医療、児童手当、そういった関係で健康福祉課のほうへ回っていただくようにご案内をしております。それから、笠岡放送、エフエムゆめウェーブのコーナーへの掲載の案内、子育てアプリのチラシ、ブックスタートのチラシ、こういったものをお渡しさせていただいております。 役場を入られて町民課が一番最初にございますので、分からない、どこへ行ったら分からないとか、そういったお問合せをいただくことはたくさんあります。そういった場合には、なるべく丁寧にご案内するように町民課としては努めておりますし、またそれ以外の課を最初に訪れた場合にでもですね、その他の課についても丁寧に案内してくれていると認識しております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 ありがとうございます。丁寧にありがとうございます。 町民課だったんですね。私ねえ、どこなんだろうなって、やっぱ案内って、まず総合案内しますとかっていう看板もないわけじゃないですか、町民課しかないですから。そこがしてくれるとは。ごみのために私もよく行くんですけど、そのイメージしかないんです。 やはりそこまで今のをしてくれるんであれば、結婚までいろんなことがこちらですとか言ってくださるんであれば、やはりそこは総合案内のような形じゃないんですか。私、だから総務課かなと思ったんですよ。何か総合案内っていうとこが里庄にはどこなんだろうとずっと感じておりましたが、そこまで用意をされてるというのであれば、やはり町民課に総合案内窓口でもつくられたらいいぐらいかなあという気はしました。 ていいますのが、今よく言われていますワンストップサービスってありますよね。今の内容であれば、今の課長のことであれば、単なる案内です。どこの課でしますよ、どこの課が、今言われたのがどこでしたかねえ、転入します、いろんなハンドブック、ごみ袋まで入っております、今の袋ですね。でも、子供がいれば健康福祉課、教育委員会、コロナのことについては健康福祉課、結局は回らないといけないですよね、全て。ですが、今、時代的にはワンストップサービスといって、大きな自治体ではしていると思いますが、令和4年度中に全自治体で転入、転出の手続のオンラインワンストップ化という形を言われてますよね、マイナンバーのやっぱ交付を受けている人に限りにはなります。よその笠岡から里庄に変わるときに、笠岡で一定の手続全てマイナンバー、住所、印鑑登録とか児童手当とか、そういったもの全部手続し、今度はもうそれを里庄にどこに変わりますかというので、自治体のほうからそこの転入先に連絡して、デジタル化でやっていくというようなのが、令和4年度からそういう手続のオンラインワンストップ化っていう話が出てるんですけど、そのあたりはされてるんですか。どういうふうになられてますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。ワンストップ窓口の質問でありますけれども、今最後に仁科議員のほうがおっしゃったマイナンバーカードを利用したオンライン化、それはですね、そういったことはちょっとずつ国のほうから今年はこういうことをしましょうねって、そういうものがあります。しています。ただ、まだマイナンバーカードの普及率がまだ5割程度という中でですね、なかなかそういった思ったようにはいかないのが現状であります。 先ほど今、仁科議員、ワンストップ窓口にはならないということでありますが、私もちょっと勉強してみました。ワンストップ窓口って、やり方がいろいろあるみたいで、全て1人がですねえ、スーパーマン的にやる、小さい、人口が少ないところでそういった1人がいろんなことを理解して、1人が全部説明する、それが一番理想ですが、なかなかそれは難しい。 今、里庄の場合はですねえ、保育所とか幼稚園、それは別のとこでありますけれども、今は下のフロアでですねえ、いろんな担当者が窓口に出ていく職員派遣型の一部のそういったワンストップサービスの一部にはなるみたいなんで、それは役場の規模、やっぱし構造上の問題もありますんで、その辺は一番大きなフロアの中でそれ全てができるのがいいんですけれども、そういった形でワンストップ手続の一部のことはできているのではないかなと。 それから、約10年前にですね、役場の本庁舎の耐震改修をやりました。そのときにですね、カウンターをですねえ、カウンター方向に職員が向いてですね、お客さんがどういったことで来られたかな、何を探されよんかな、そういうことを分かるようにですね、しました。そして、上の天井からも、分かりにくいと、どこにどこの課か分からないいうことで、そのときに天井からその課の案内もするようにしました。そういったことでですね、できる限りそういった町民の方が利用しやすいような形には工夫はしているところでありますけど、枝木課長が言ったようにですね、できるだけやっぱし親切、丁寧に、やっぱし住民の方は不安になって窓口に来られます。だから、目線のほうもなかなか行き届かないと。だから、分かりやすくですね、するのもそうでありますし、やはり分からないときはこちらから声をかけて、何の御用でしょうかと、そういったことをみんな1階のフロアの職員はですね、心がけてやっていると思っております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 ありがとうございます。ただ、ワンストップ、なかなか難しいことだろうなとは思います。本当にいろんな仕事がたけてないとできない。ただ、町に応じて里庄町でもそういう転入のときの1袋があるっていうのは、結婚のときはこれだけのものが要りますよとか、そういう形のものは、やはりありがたいものです。ですので、やはりそのあたりはきっちりとしてるんだなというのには、今日初めて見せてもらいましたので、よかったかなと思っております。 ただ、あとは、本当に1つのとこに、町民課に座ったら全ての書類が出てくるっていうのが理想だなと思います。教育委員会とか、健康福祉のいろんな書類から出てきて、そこの場でできるというのが一番やはり町民にとっては満足度は物すごいあると思います。いとこだなあ、親切なとこだなというイメージアップ、それと職員も頑張って働こうっていう意識向上につながるんではないかなと思います。何かそういう形で何人かたけてそうやってやっていく方法を見つけてほしいかなと思います。これからワンストップサービスというのがだんだんと増えてくるのではないかなと思います。ですので、これからもっと里庄に合った形でお願いしたいと。 もう一件、大変言いにくいんですけれども、子供関係とかっていうのははっきり分かりやすいんですが、シングルの方っていうのは、本当にしんどくなります。となったときに、支援、こういう支援がありますよとか、子供に対して、親に対して、そういうことまで聞く余裕もないってよく言われます。ですので、そのあたりをきっちりと、やっぱり受けるほうはそれも全部町民課で受けるんですかねえ、よく分からないんですけど、町民課で受けたとすれば、やはり詳しいことをきっちり教えてほしいと。後になってバタバタすることがある。私もいろいろ説明した。ここに行った、あそこに行ったと説明をしたら、忘れてるとかっていうのもあります。ですので、そういったことをやはりきっちりと、どこどこ、どこどこのことに関して、今、もう一度教えてもらえますか。今、転入、転出は分かりましたけど。どういうふうにまとめられてるか、もう一度教えてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。 町民課では、ご案内としてですね、離婚時にはということで、ひとり親家庭の支援制度のご案内のチラシ、子供の養育に関するパンフレットのお配りをしているという状況でございまして、具体的には手続としては福祉の施策については健康福祉課ということで、お子さんから高齢者まで福祉に関連することは健康福祉課でという認識をお持ちいただくのが一番いいかなと思います。なかなか離婚につきましては、あまり通常の場合、いいお届けではないので、なかなかお話ししにくいいうこともあって対応には苦慮しております。健康福祉課のほうへお寄りいただけましたら、保健師等が丁寧に対応させていただきますので、一応福祉の施策の一環と認識していただけたらと、よろしいかと思います。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 ありがとうございます。町民課が案内と言われるんであれば、やはり総合案内としての看板を掲げるべきかな。どこに行けばいいか分からないからその辺りで行きますけれども、やはりどこに行けばいいか分からないと、町民課がしてますというふうに言われるんであれば、案内場所っていうのはやはり1か所欲しいと思います。と私は感じますから、それは考えていただいたらいいです。 次に行きます。 企画商工課のふるさと納税があります。寄附金も多くなって、当然、風君効果だなというんで本当にうれしいことですが。企画商工課全体で行いながら、人数は変わっていないんですよね。ですが、仕事は現在膨大なものをこなしているのではないかと思います。同じ人数で仕事が増えて、今はやっています。仕事を頑張ってやってくださってます。これを人が足りているというのか、しんどい思いをしてその頑張っている姿が人が足りてるから大丈夫と思われるのか。余裕がないように私にとっては見られるんですけれども、やはり人員を増やすとか、そういう考えはないのかということを1番に聞きたいかなと思います。お聞かせください。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。ふるさと納税と職員の人員の数のご質問でありますけれども。 ふるさと納税につきましては、議員がおっしゃるとおり、藤井風さん効果もありまして、非常に多くのご寄附をいただいており、大変ありがたく感じております。 一方で、ふるさと納税に係る事務につきましては、企画商工課職員の努力もあり、ここ数年、毎年寄附額の増加を達成してまいりました。昨年度は2億円を突破し、今年度も引き続き順調にご寄附をいただいており、事務処理量も併せて増加してきていることも事実でございます。 ふるさと納税は貴重な自主財源であり、町として引き続き力を入れて取り組む必要がある事務であると認識しております。体制につきましては、事務量が増加する状況ではありますが、課の中で事業の見直しや事務の優先順位をつけながら工夫をして取り組んでいるところでありますけれども、やはり何らかの対応が必要であるというふうに考えているところであります。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 今の答弁であれば、忙しくなってるのを知ってるということですよね。膨大な、2億円集まってき出して大変だよと、うれしいけど仕事は膨大に増えたと思うと言うて終わられたような気がするんですけど。今後の、じゃあ、大変だと、それだけで終わるんですか。人は人間ですから、しんどいです。今言ったように、余裕がないように思われます。失敗すれば大きいことになります。 ふるさと納税は、一件一件開拓するために行ってるはずです、そこに、そこの場所に。生産者のところに行ってるはずです。ふるさと納税載っけますかっていうて応募してるわけでもないでしょう。1件ずつ頑張られているのも知ってます。それは、やはりその努力があったからこそ、ふるさと納税も伸びたんだと思う。であれば、本当に一生懸命された、足を使ったからこれだけのものになり、風君効果でそれだけもっと増えて、職員が楽しく仕事をしているか、楽しくしているようには、私なんかはしんどそうに見えると。やはり職員が楽しく仕事をすることによって効果は上がり、町民のために返ってくると思っております。 一個の方法としては、人員を増やすという方法しかないんではないかと思いますが、そのあたりをどう思われますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。先ほど答弁したようにですね、本当に企画商工課の職員が工夫をして頑張ってくれております。その効果もあって本当に2億円も突破したということであります。 それで、この後もですね、答弁をする機会があるかもしれませんけれども、本当にふるさと納税については、企画商工課の職員、頑張っております。ただですね、庁舎全体を見たときにですね、それぞれの課、やはり大変なところ、そして今少ないスタッフでやってるところもあります。その辺、一生懸命各課工夫をしながらやっているところもあります。その辺のですね、バランスをですね、図りながらやるということでですね、今すぐにですね、こういったことをやりますということは言いたいんですけど、なかなか今全体のことを考えると、言えない。ただ、やはり工夫をしながら、優先順位をつけながら各課の職員がですねえ、工夫をしながらやっていくしか今現状としてはないと。 ただ、これからいろんなこと、事業も出てきます。そういった中でですねえ、やはり何らかの対応は考える必要があるということでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 今の答弁であれば、どこの課もしんどいんだと、だから我慢するしかないというふうにしか聞こえないんですけど、そのあたり、町長、どう思われますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 仁科議員ね、町の事業についていろいろ考えていただき、職員のモチベーションの維持とか、それからさらに事業効果を高めるためにそういうふうな人員配置が必要なのではないかというふうなご質問だと思います。 おっしゃられるようにね、私どももそのように感じております。その事業というのは、一時的に量が増えるものなのか、それとも継続的に増えていくものなのか、その増える量がこれからさらに大きくなっていくんであれば、それは当然そこに重点的に人員配置もしないといけませんし。それから、じゃあ、専門職が必要な場合も出てまいります。あと、正規の職員で来ていただくのか、それとも会計年度職員で何とかやりくりができるのか、そういうふうなことも全体的なことも考えながらですねえ、適正な人員配置をしてですねえ、これからの行政需要に応えていかないと、これから本当に住民サービスが提供できなくなるんじゃないかなというふうなことは痛切に感じています。 ただ、今、定数という問題がありまして、数年前にですねえ、定数条例を改正いただきまして、定数を増やしておりますけれども、もう定数いっぱいです。一番、私としては、事業の進捗状況ですね、国土調査室はもうここで事業終わりますから、そこら辺のその人員の配置も変えていかないといけない。それから、職員の定年の関係も出てきますし、やっぱりキャリアの形成というふうなことも考えると、ある程度きちんきちんと年度間を通じて採用していく必要もあろうかと思います。 職員の年代構成を見ると、非常にちょっといびつな形をしているというのは、前もご説明をしたとおりでございます。そういうふうな、いろいろなことを考えて職員の確保が必要になってこようと、このように考えております。財源の確保は当然必要になってまいりますから、そういうふうなところにも人の配置も必要でしょうし。私が、今これから本当にそのほかにも必要になってくるのではないかと考えているのが、保健福祉のそういった分野にはやはり専門職の配置が必要になってまいります。そうしないと、もう住民のニーズにしっかり応えていくことは私できないと思っていますので、そういうふうなことも含めてですねえ、定数の見直しもこれから議員の皆さんにお願いをしなければならないいうふうなことを考えております。 総務課長は、やっぱり人事担当課長としていろいろなところでですねえ、各課長とセッションしながらですね、財源のこともありますし、それから全体的な財政的なこともありますので、慎重に慎重に取り組んでいっております。 そういった中で、定数の見直しもこれから取り組んでまいりたいと、このように考えておりますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 よく理解できました。やっぱり人でやはりいろんなところは変わります、人間で。ですので、やはり職場を楽しくね、仕事をするということをしてもらうということは、町民に返ってくるということだけは忘れないでお願いしたいかなと思います。 町民のために大切な寄附金っていうのが、本当に今さっき2億という形で返ってきましたが、生かす方法として、やはりどういうふうな事業展開を今後考えられるのか、そのあたりをお聞かせください。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。ふるさと納税を利用しての事業展開についてのご質問であります。 非常に多くの寄附をいただいているところでございますが、現段階では、新たな事業を展開するという具体的なところまでは考えておりません。今後、毎年確実に昨年度と同じぐらいの寄附をいただけるかどうか不明確な部分もありますし、現在の町財政に余裕があると言える状態ではありませんので、今行っている高齢者施策をはじめとした様々な事業に幅広く活用させていただきたいと考えておりますが、この10月以降診療分から適用となる18歳未満の子供までに拡充した小児医療費給付など、できる限り子育てなどの将来への投資につながる事業への財源としたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 何でか寄附金っていうのは、自然になくなりやすいものっていう感じを思います。ですので、やはりこれにっていう形をやはり今言われました18歳未満の小児医療に使いますというように、やはり形あるものに、意味ある寄附金という形のものにして、これを今後もしていっていただければありがたいかなと思いますので、よろしくお願いします。 もし行き詰まったときは、議員のね、皆さんにどういうものがいいかなとか、やはり使い道をね、相談していただければ、もう何でもお答えできますので、お願いしたいと思います。 最後の質問になります。 現在、健康福祉課は生まれてから亡くなるまで、本当に幅広いところをしていただいてます。ほかの自治体では、子供関係はもう同じ課になってます子供課となってます。でも、里庄は福祉にあり、教育委員会にありとばらばらなんですけれども、これって里庄は違うが理由が何かあるのか。これのほうが好都合だからというのがあるのかどうかお聞かせください。 ○議長(岡村咲津紀君) 赤木総務課長。 ◎総務課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。健康福祉課の関係のご質問であります。 現在、健康福祉課では、保育園などの子育て関係の事務を担当していますが、これはですね、役場内、庁内でですね、検討を行い、それまでもですね、町民課で行っていた事務、保育所とか児童手当ですね、その事務を健康福祉課に集約したことによりまして、令和2年度から現在の体制となっております。 検討の中ではですね、幼稚園を含め集約することができるかどうかや、新たな課を設置できるかどうかなども検討いたしましたが、やはりですね、人員の関係であるとか、場所のスペースの関係とか、そういったことを検討した結果、最終的には現在のような体制となっております。 しかしながら、現在の健康福祉課を含め、先ほど町長が申したようにですね、組織全体として職員の人員については充足しているとは考えておりません。組織体制の再編を検討する必要があると考えておりまして、現在、先ほど町長が言ったようにですね、国土調査室がこれで終わるといったことで、課長と私とでヒアリングをしました。そういった中でですね、来年の5年の4月以降の組織体制、そこは人員が今限られた人員でないとできないので、大きなことはできませんけれども、やはり理想の形はどういったものがいいのかと、それにはどれぐらいの人が要るのか、そういったこともここでですね、はじき出して、またその辺は職員定数の見直しはですね、令和元年度、3年前にお願いしたばかりではありますけれども、再度そういった説明をさせていただいて、行わせていただけたらというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 国土調査室もね、ここで終わるということで、やはり人員がそこから何人かこちらのほうに来るということで、やはり組織体制は本当にここで、ここで変わらんかったらもう変わりにくい、また同じようなパターンになるんだと思います。 ただ、お願いしたいのがですね、健康福祉課の中なんですよ。あの中に本当に今まで町民課が見てたものがいきなり入って、何か隅のほうで頑張っていると、言い方が悪いです、隅のほうでっていうのはいけないです、頑張られていると、ね、健康福祉の中で。何で教育委員会にしなかったのかなという疑問はありました。 ていうのが、子供課として今どこの自治体も一つにまとまって頑張ってると。だから、極端に言ったらですね、このコロナ禍でも兄弟がいます。学校に子供がいます。兄弟が保育園にいます。でも、その連携ってできてないんですよね、意外と。兄弟いますよ、この子はって、私なんかはこうご相談に話をしたりしますけれども。やはりそのあたりがなかなか連携ができにくい。真ん中にいる私は、そのあたりが兄弟関係や親関係が分かりますから何でも言っちゃいますけど、やはりこんなに連携できてないんだっていったのが、私はもうこのコロナで一番感じたところです。みんな、町民は物すごく真剣です。頑張ってくれてます。ですので、やはり1つになれば、一緒に倍の力になって頑張って、いろんなことの案が出てきます。しんどさも、今度は倍ではなく、半分になるんではないかなと思いますので、そのあたり、子供関係を一緒にすべきでないか。 この前、保育園落ちたっていう話をさせてもらいました。でも、幼稚園は誰が落ちたか、落ちたから来ました、幼稚園にという感覚です。でも、保育園で落ちた、電話するのがどんなに大変か、保育園の担当の人。怒られながら、怒られながら、電話で幼稚園に替わってくださいと言わないといけない。だけど、幼稚園は、保育園が入れなかったから、はい引き受けますだけで終わる。これは共だと思います。共に一緒に悩むべきだし、話をすべきだし、そういうところがちょこちょこ見え出したなというのがあります。だから、一緒に悩むべき、一緒に解決すべきかなと思いますので、できれば子供課が一緒が一番いいのかなという私の案ですが、そのあたりの改革のほうはやはり総務課、町長に一任させていただくんですけれども。やはりこれからも、やはり健康福祉は健康福祉に、これからもっともっと大変になります。ですから、それに従事ができるようにしていただきたい。もし、あの中で一緒にするのではなくって、子供担当と福祉関係のやはり課長を1人ずつ置くべきではないかとか、いろんなことを考えます。 今、お話、いろんな私、今一気にいろんな案を話をさせてもらったんですけれども、今後この国土調査で人が替わってきます。人員を増やすのもありです。もっともっと働きやすい、職員が働きやすい職場にしていってほしいと思いますので、町長、最後にもう一度行政改革として一言お願いいたします。
    ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 仁科議員がおっしゃられるように、子供についてね、1つの課で全て完結できれば、本当にそれはそれでいいのかなと思うんですけれども。 先ほどのお話の中にコロナの感染について教育委員会と健康福祉課のほうで情報の共有ができていなかったというふうなことは、事実としてそれはあるんだと思います。そこら辺のね、解決は今後する必要はあろうかと思いますけれども、先ほど総務課長の答弁の中にもありましたけれども、以前はもっと大きい枠組みの中で考えていきたいというふうなこともありましたけれども、やっぱりキャパの問題がどうしても絡んでくる。 今、健康福祉課のほうには、子ども総合支援拠点というものをつくってあります。これは健康福祉課にあることで、非常にいい運営ができているんではなかろうかなというふうなことは感じております。すぐに子供課をつくって、子供担当の専門課をつくるかどうかっていうのは、これはこの議論は少し先送りにしてですねえ、今の状況の中で、じゃあ、どういうふうにすれば仁科議員がおっしゃられるようなサービスの提供ができるのか、住民の人が利便性を感じることができる体制をつくっていけるのかというふうなこともしっかり考えながら対応していきたいと思います。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 3番仁科千鶴子君。 ◆3番(仁科千鶴子君) 〔登壇〕 どうもありがとうございます。やはり里庄ね、狭い町で一生懸命頑張ってます。町民から分かりやすくて職員が働きやすい環境、町民にそれが返ってくる里庄、いろんなことがメリットがある里庄でこれからもありたいと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(岡村咲津紀君) この際、15分間の休憩をいたします。            午後3時10分 休憩            午後3時25分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 6番仁科英麿です。通告に従い、3項目伺います。1つ目は新型コロナ感染症対策、2つ目は6月議会の続きですが、新ごみ焼却施設建設事業の進め方について、3つ目は里庄町における公共交通計画策定の進捗状況についてでございます。 毎回お願いしているんですが、私の質問の持ち時間は極めて限られていますので、簡単な表現になってしまうと思います。しかし、執行部の皆さんのほうは時間制限がありませんので、質問の意をお汲み取りいただきまして、詳しく丁寧に、かつ分かりやすい答弁をいただきたいと思います。そうすれば、再質問せずに次に進みたい。よろしくお願いをして、質問に入らせていただきたいと思います。 まず、新型コロナ感染症対策についてですが。今日午前中にも質問がございましたけども、感染者数が7月後半から急増して、今、第7波に入っております。ピークをちょっと過ぎたかなというところですが、岡山県では8月5日にBA5対策強化宣言が出されて、延長されて、引き続き県民や学校、事業所などで各種の協力が求められております。 里庄町の状況について、今日午前中に詳しく説明がありましたけど。総括すると、昨年までで20人ですね。それで、7月までで500人と、プラス。それから、8月から今日にかけて500人ということでね、この1か月で倍増してると。里庄は、お盆から、前後から大爆発。ちょっとできればこれで収まってもらいたいという感じはしますけど、まだまだ予断は許さない状況です。 こういう状況を見てですねえ、国と県と市町村という役割分担があると思うんですが、それぞれこういう問題についてどのように対策を打たなければならないと、特に町はということになるかもしれません。町長はどのようにお考えになっているか。何でもこれは国だ、何でもこれは県だということではないと思うんで、その辺の考え方を伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 仁科議員の新型コロナウイルスの感染症対策についてのご質問にお答えをさせていただきます。 仁科議員おっしゃられるようにですね、今、第7波ということで、ちょっとピークは過ぎたかなというふうな感はありますけれども、まだまだ予断は許さないというふうなことだと思います。 この前、岡山県も第72回でしたか、岡山県のコロナウイルス感染症対策の対策本部会議を開いてですねえ、今、県のほうが一番心配してるのが、医療体制をどう確保していくかというふうなこと、逼迫を非常に懸念をしているというふうなことが県知事のほうから伝えられております。国、それから県、それから市町村と、それぞれの立場で、国は国民全体の生命や安全を守る必要があるでしょうし、県は市町村全体、県内全体を含めてですねえ、県民の安全、それから経済の確保、そういうふうないろいろなことも考えていく必要があろうかと思います。市町村は住民に一番身近な行政サービスを提供する立場として、住民の人にですねえ、しっかり予防の重要性と対策について周知徹底、お願いをしていく立場にあろうかと思います。 国、県、市町村の役割は、課題が次々に浮上する中において、変動する状況を踏まえた敏速な対応が求められているところであります。対策項目としては、情報の公表、予防、蔓延防止、医療、国民生活及び経済の安定確保などに大きく区分することができます。基本的に、国は先を見据えた政策及び予算の確保等を行う、県は国の方針を受け、地域の実情に即した対策を推進する、市町村は国及び県の要請に応じて適宜協力をするというふうな形になると思います。 いずれにいたしましても、幅広い政策分野においてきめ細かな対応が求められますので、国、県、市町村が相互に連携しながらそれぞれの役割を果たしていくことが重要であると、このように考えております。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 去る8月2日に知事と市町村長の間で、岡山県のですね、町長さんなどの間で懇談会が行われております。そこでどのような話合いがあったのか、それからまた新型コロナ対策については町長からはどのようなお話をされたのか、伺います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 8月2日でございますが、備中県民局管内のトップミーティング、知事と各市町村長の会議が開催をされました。今回の意見交換会の議題の一つは、共通課題として新型コロナウイルス感染症対策と今後の社会、地域社会、経済について、それぞれの市町村長が意見や要望を申し上げ、担当部長、また知事からも回答、コメントもいただいたということでございます。 全体的に意見といたしましては、新型コロナウイルス感染症対策と地域社会、経済対策の両立は難しいが、交付金等を活用してバランスを図るなど、知事の手腕に期待するなどの様々な意見が出されたところであります。 私としては、新型コロナウイルス感染症における様々な対策について感謝をお伝えするとともに、国に対してワクチンや新薬の開発、医療従事者の確保、防疫体制の確立に向けてしっかり声を上げていただくようにお願いしました。 医療従事者の確保及び防疫体制の確立についてはですね、これは他の市町村長からも同じような声が上がりました。その背景にはですねえ、現在、医療従事者、医師、看護師さん等の非常に献身的な対応によってこうした感染症、また実際に罹患した場合の対策、予防接種、そういうふうなことができておりますが、2024年から医師の働き方改革が始まります。そうしたときにですねえ、そういった法律の建前と実際に今回のような新型コロナウイルスのような新しい形の感染症が発生した場合、今までと同じような対応ができるのかどうなのかっていうふうなところが非常に心配されるところであります。これは目先のことではなくて、中・長期的にそういうふうな医療従事者の確保、育成が、本当に必要になってくると、私はこのように考えておりますし、同じような考えを持った首長は多くいると思います。 また、防疫体制と申しますか、新薬の開発であるとか、いろいろなそういうふうな国を挙げて取り組まなければ到底世界の中で孤立してしまうというふうな状況が、今回の新型コロナウイルス感染症の発生において明確になってまいりましたので、そういうことは国のほうでも十分考えてはいただいていると思いますが、知事からもそういうふうな声をしっかり国に届けてほしいという思いから、私はそういうふうな発言をいたしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 しかし、コロナ対策のための医療の確保というのは、やっぱりこれは県の問題だと、国の問題じゃなくてね、いうふうに思うんですけど。 次に進みますけども、後で何かあれば。 それで、岡山県では、現在、保健所や医療の体制が極めて逼迫しております。それにもかかわらず、9月までの岡山デスティネーションキャンペーン、これは予定どおり実施している。それから、おかやま旅応援割、これはもう3月頃から相次いで、延長、延長でまたやっております。プレミアム付食事券の販売を始めました。こんなことでですねえ、しかもこれは全国的に今感染者全数把握を簡略化しようということで進めております。既に、先週、4県で始まっている。国では今後これを全国一律に実施し、定点調査に変えることを目指しているということで、岡山県知事も初めは特に非常にこれに前のめりだったんですね。4県の中には入らなかったけど、今ちょっといろいろ検討中というところだと思うんですが、非常に前のめりであります。 やっぱり全体を見るとですねえ、岡山県の場合は、コロナ対策よりも経済優先というような感じが強く私には感じられるんですが、町長はどう見ているか伺いたいと思います。 というのはですねえ、今ここに来て急にねえ、医師が足りませんとかね、保健所がどうというのは、もうおかしいと思うんですよ。2年前からこれはもう当然準備しておくべきだ。減ってきたら、ああよかったで終わっているから、またそういうことになっている。それから、もう全数把握もできませんというような感じになっていくんですけどね。 今、ここがピークじゃないか、さっき申し上げたように。この1か月で2年間の分が全部ここへ来てるんですよねえ。もういろんなご心配みんな思ってるんですけど、これ、出す期日が早いもんだから、皆さんも出せてないと思うんですけど。どういう感じで県の行政を見ていらっしゃるかということを伺っていきたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 それぞれの都道府県のコロナ対策というのは、いろいろな取組がなされていると思います。私は、岡山県の対策が他の都道府県に比べて劣っているかといえば、私はそんなことはないと、このように考えております。必要に応じてですねえ、状況を見ながらですねえ、岡山県は対策本部会議を開催しながら、各市町村に対して必要な情報、県民に対して情報の発信はしてきていると、このように考えております。 先ほども申し上げましたけれども、産業、経済と、それからコロナの対策というのは非常に難しい、両立が難しいいうふうなところは、仁科議員も恐らく感じてらっしゃるんじゃないかなあとは思います。そういった中で、いろいろな経済活性化の対策も県も打ってきておりますし、それは他の都道府県も同様だと思います。やはり産業や経済をやっぱり殺してしまっては、もうどうにもならない。ウイズコロナ、アフターコロナを見据えながら、今どういうふうな対策が一番打てるだろうかというふうなことを本当に模索をしながら対策をしてきていると思います。ただ、実際に今ここでそういうふうな対策を打つことが必要だと思って準備をしている途中で、また新たなピークが来たり、そういうふうないろいろな状況が目まぐるしく変わってきているというのは、私も実感しています。 仁科議員も、恐らくワクチンを接種すればこの新型コロナウイルスはぐっと抑制できて、恐らくもうもとの生活に戻れるんではなかろうかというふうなことは、最初の頃はそういうふうな期待もされたんではなかろうかと思います。実際、私もそうです。ただ、もう既にワクチンも4回目の接種になっています。どこまでこれを繰り返していけばいいのか、まだなかなか見えてきていない、そういうふうなところもあります。 ただ、国のほうが、全数把握の見直しについてですけれども、これは恐らく知事会等がですねえ、全数把握は医療現場の逼迫であるとか保健所の状況とかを見ながら、何とか見直してほしいというふうなことを国のほうへ申入れをしたというふうなこともあるんじゃないかなと思います。それに応じてですねえ、国のほうは全数把握ではなくて、定点把握に変えていこうというふうなことも出されたんではなかろうかと思います。 実際にこの前の対策本部会議の中でもそのことについて触れていましたけれども、実際に全数把握をやめたときに、じゃあ、罹患をしてから自宅療養をしている方が重篤化した場合のその対応が遅れる可能性があるというふうなことも発言の中にありました。いろいろな問題、課題があるというふうなところがあります。ただ、全数把握をするというのは、やはり現場の声として非常に厳しいものがあるんだろうなというふうなことは感じております。 そういうふうないろいろな立場、立場の方がですねえ、こういうふうにしてほしいというふうな要望が出てきて、それに対応して、国のほう、県のほうも動いているというふうな状況であろうかと思います。 現時点で何が本当に正解なのかというのは、このコロナが全て終わった後検証がされるんではなかろうかと思いますが、現時点では私は岡山県は考えられる手段をしっかり打っていただいていると、このように感じております。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 私の時間は極めて限られてるので、何も言うことができないんですが。            (「言うてください」と呼ぶ者あり) いやいや、もう時間がないからねえ。 全数把握をやめたら、患者が分からないですね。さっきの副町長の答弁でも、里庄町が知り得ているのは年齢別患者数だけですと、住所も氏名も何も分からないんですよ、どっからかかっているかも何も分からないんです。ということは、何もできないと。だから、何もできませんと。 交付金が来ても、もう何もすることはないよ、だから配りゃあいいということで配ってきたと。これじゃあ駄目じゃないかとみんな心配してるんですけどねえ。でも、そういうことになっていく。 やっぱり岡山県知事も初めは先頭に立ってやっとったけど、ちょっと引いてますけど、でもやっぱりやろうと言ってる。これに対して、広島県知事は見送り方針、今のところね。それは、容体急変時の対応を考えたら、今その時期じゃあありません。東京都知事は、さらに軽症から突然亡くなる方が非常に目立つと、小さい子供さんだって死亡例があるんです、今全数把握をすることは消極ですと。これがどっと収まったらまた変わってくるかもしれませんがね、いうことを言っています。 大変だというのは、それはシステムの問題ですよ、東京都はそれに対応できるようにしてるよと言ってますよねえ。システムを改善して一番いいのは、もうカルテ打ち込めばこっちで出てくると、ハーシス、自動的に出てくりゃあ、それがいい。ハーシス、大体細かくやり過ぎてんじゃないかと思うんですけどね。公表のときは、ここしかしないっていうのはおかしい。じゃあ、誰がその情報を持ってんのと、県でしょう、国でしょう。でも、何も対応できんじゃないの、市町村の役割を果たせないというのがおかしいんじゃないですかと。その中で経済優先で行くから、これはもう収まらないよ。収まったらまた8波になっていくねえと、心配なんですよ。何とかしてほしいと思うんですけど。 それで、県は食料の配付、在宅サポートサービスも今縮小していると、年の初めは全部やりますと言って予算も組んでるのに、予算が足りなくなったのかもしれませんね、自分で買いに行ける人はもう行ってくださいよというふうなことで、配ってもいないと。ある人によれば、濃厚接触者だけど、あなたはもううつらないようにすれば、マスクして人のいないときに買いに行けばいいから、それで行ってくださいよというのが、県のやり方だというふうに聞いています。 町長は、知事との懇談会の中では、食料品の配付は好評なので続けてほしいと言ったというふうに笠岡放送のニュースには流れてましたんでね、ああそうだよねと。私は、むしろもっと広げてやってほしいと、濃厚接触者の分もひっくるめてやってほしい、あるいは買物サポート体制などもしていただいたらどうかというふうに考えてるんですよ。 県は本当は今どうなっているのか伺いたいし、これは事務的な質問です。それと、町長としてはどう考えられるか、伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 先ほど仁科議員が、できるだけ丁寧な答弁をということで、私もしっかり答えておりますので、それについてまたいろいろご質問いただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 サポートサービスについてですが、私が様々な対策について感謝をお伝えするとともにというのが、その部分でございます。実際にですねえ、コロナに感染してですねえ、県のほうからそういうふうな食料の配送を受けた、本当に助かったんですというふうな声も私のほうに届いております。そういうふうなことをですね、感謝の思いとしてお伝えをして、しっかりそういうふうなこと、今後もですね、やっていただきたいというふうなことをお話をしたところでございます。 また、今後ですねえ、自治体として、町としてどうするかというふうなことについては、先ほど申し上げましたように、県、それから市町村の役割分担がある中で、県のほうからそういうふうな協力要請があればですねえ、我々としてもそういうふうな体制をつくっていく必要はあろうかと、このように考えております。 今、県のサポート体制が縮小しているのかどうかということについては、私はちょっと情報を把握しておりませんので、副町長のほうがお答えすることができるようであれば、副町長のほうからさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 失礼いたします。県の自宅療養者のサポートサービスが縮小しているんではないかという話でございますけども、私のほうでは、岡山県が自宅療養者へのサポートサービスを縮小しているという話は聞いておりません。従来どおり実施しておるというふうに聞いております。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 そう言われると、ちょっと言わざるを得ないんですけど、縮小してるんですよ。だから、たまたまね、かかったという方の話を私も聞いたんですけど、送ってきてないよということでね。それで、それからまた聞かれたという人もいたね、保健所で、いるかいないか、誰か買い出ししてくれる人がいるのって言って、もういるからいいよっというような感じでね。だからねえ、もう縮小しようとしていると、できるだけねという姿勢でやっておられるように思うから言うんですが。 それなら町がやりゃいいじゃないかということを私は感じてるということなんですよね。ちょっと広げてでも。そのためには、患者がどこにいるか分からないんだからできないんですよね。情報を持ってるんだから、行政情報はもう県のものだじゃなくてね、共有してね、やっていただきたいと思います。 それから、ついでに言わせていただくと、昨日加藤さんとの懇談があったとき、ほかの議員の方がおっしゃられたんで、もっともだと思ったんですが、コロナで亡くなられた方がおります。私も最近葬式に行って、それを聞いたんですけど。そうすると、特別の経費がやっぱりかかるね。見舞いの一つぐらい出してもいいんじゃないのっていう話もありますよね。やっぱりそういう地元の対応ね、これはやっぱり町の仕事じゃないかと思うので、よろしくお願いしたいということです。もうちょっと一言、じゃあ答えをお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 コロナに感染した方の情報というのは、もう全く県のほうから町のほうに、どこの誰がいつかかった、家族構成はこうですというふうな情報は全く入ってきていません。 先ほど、県のほうが今情報を持っていて、食料品の配送もやっています。そういった中で役割分担がある中で、県のほうから市町村のほうへそういうふうなことの依頼があれば当然我々も体制を確立するというふうなことを申し上げましたが、そのときには前提としてですね、県のほうからきちっと情報を提供していただくというふうなある程度のやり取りっていうんですか、約束ができていなかったら我々としても動きようがないので、そういったことは今後の一つの課題になろうかと、このように感じているところでございます。 それと、もう一点、亡くなられた方の葬祭に関する費用でございます。            (6番仁科英麿君「特別な経費がかかる」と呼ぶ) 亡くなられた方の葬祭に係る費用でございますけれども、私がお聞きしたケースでいきますと、施設とか病院で亡くなられます。で、そのまま葬祭場には行かれません。特別なご遺体を収納されるシートが必要になります。そして、そのまま斎場のほうに行かれます。そういうふうな。あと、特別な作業になりますので、そういった方の人件費等が必要になってくるというふうなことを私も初めてお聞きしました。それについての費用が非常にかかるんだというふうなことは、お聞きしたところでございます。初めてですねえ、町内でそういうふうな亡くなられた方の情報がですね、私のほうもお聞きした次第でございます。 そういった方についての補助とかいうことについては、今のところ町のほうで独自では予算も組んでおりませんし、国や県のほうに確認したところでも、そういうふうな補助制度はないというふうなことでございました。本当にこれについては、私としてもなかなか考えるところが多い状況でありました。今はそういうふうな状況でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 情報についてはね、やっぱり町も行政なんですから、公表はしないということで、もらえるものはもらいながら、上手に対応していただきたい。あとの個別は、またそれぞれ考えていただきたいと思います。 次に移ります。 新ごみ焼却施設建設事業についてです。公害問題について、何回も何回もやってまいりました。結局、平成12年以降で基準オーバーが3回ありますということで、おわびという格好で終わりました。でも、どうしてもやっぱりちょっと歯切れが悪いのは、11年ねえ、建設のスタートの年の測定値がないというのが、もうどうしても疑問なんです。本当にないのか、じゃあなぜないのか、改めて伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。岡山県西部環境整備施設組合に確認しましたところ、平成11年の測定値は存在しておりません、引き続き保存書類の整理の中でその確認に努めますとの説明を受けております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 私もいろいろ考えてみたし、また行ったりもしたんですけど。竣工の年なので、その前後に届出をしてるから、当然データを添えて届出しているはずで。だから、建設業者あるいはコンサルが持ってるんじゃないかという気もしたんで、さらに追及していただきたいと思います。答弁はもう結構ですから。 それから、これから建設されるこの新焼却施設ですが、自主排出基準0.05ナノグラムTEQパーノルマル立米を、これは国の基準の半分ですよね。0.1に対して0.05をオーバーするような事態が起きたら、それは管理者及び副管理者の責任だというふうに前回、6月議会で答弁をいただいております。これは、大変私は評価しております。そうやって責任を持ってやりますということですよね。 だけど、本当にそうなんですかっていうことをもう一回伺いたいと思います。言葉として責任ですって、オーバーしたら、いや私の責任ですと言われてもしようがないんでね。どういう、じゃあ、責任を取ろうとしてるか、そのために何をしようとするのか、伺っておきたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 仁科議員のどういうふうな責任の取り方をするのかというふうなことでございますが、当然情報の公開ですね、こういうふうな状況が出ましたというふうなことをお知らせをするのと、その基準を下回る速やかな対策を取る、そういったことが管理者、副管理者の責任であろうかと、このように考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 政治家がですねえ、責任取りますっていうのは、もうちょっと違った意味だと思うんですけど、そのぐらいの決意を持って何としてもやっていただきたい。そうですよ、政治責任を取りますという意味を私がここで解説するのも差し控えさせていただきますけど、そういうことだと思いますよ、それは。 次に移りますけど、6月議会で令和2年3月に関係市町村間で締結されている、市町村長間でですね、これは、市町村長の間で締結している新ごみ焼却施設整備の基本合意書、この内容は高度な政治判断であり、それを公開することは公共の利益を損なうのでできないという説明だったんですけど、なぜ高度な政治判断は情報公開すると公共の利益を損なうのか、なぜ高度な政治判断は公開、開示してはならないのか理解できないんで改めて伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 仁科議員の先ほどの政治家としての責任の在り方はそうじゃないだろうというふうなことについて、私はちょっと理解ができません。 それから、新ごみ焼却施設の建設候補地決定に係る合意につきましては、町は組合市町として里庄町民だけではなく、井笠圏域全体の住民の衛生的で安全・安心な暮らしを守る義務があり、これこそが公共の利益と考えております。公共の利益を得るための判断があったことは事実であり、これについては関係する市町等との関係性を考えて公開しておりません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 情報公開というのはね、原則公開しなきゃならない、どうしてもというときだけできませんよと、条例にもそういうふうに書いてる。非常に限定的なんですね。だから、政治的で、どうもこれは関係市町村長との間での約束だから公開しないほうがよいだろうというのは、それは公開しない理由にはならないと思います。ちゃんと条例があります。条例の中で意思の形成の途中の過程、これはしないと、しなくてもよいですね。それから、本当に他の市町や国との間で協力関係や信頼関係を損ねてしまうというものは、それはやれないと、やらないようにしようと約束したら、もうしちゃあ駄目ですよね。そういうようなところがあれば、それに該当してくるだろうと思いますけど、そうでない限り、安易に出さないというのはおかしいと思うんです。 特に、今、国でもやってるじゃないですか、都合の悪いところは消してますよねえ、で出すと。だから、一部でも出せるところは出すと。どうしても出せないところを消して出すという、そのぐらいの考え方でお願いしたいと思うんですけど、もう一度お願いしたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 仁科議員のお考えとして賜っておきます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 これはもう個人の考えっていうか、条例解釈の問題ですね。そこでまた考え方が違うというんなら、出るところへ出て判断してもらおうかという話なるんで、それも無駄な手間になりますのでね、これで終わりにしたいと思いますけど、今後の姿勢としてよろしくお願いしたい。 去る7月23日の朝刊に西部衛生組合がJFEエンジニアリング大阪支店との間で新ごみ焼却施設の建設契約を結んだという記事が載っていましたが、これで、この記事をもって議会や町民への説明ももう終わったと考えているわけではないと思います。今後、どういう方法で説明するつもりなのか、何らかの方法でもっと丁寧にね、説明をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。岡山県西部衛生施設組合とJFEエンジニアリング大阪支店との間で新ごみ焼却施設の建設請負契約が締結されました。このことで本事業がスタートを切るといったことから、西部衛生施設組合のほうで新聞等報道機関にも連絡されたと伺っております。当町でも今後広報紙等で関連記事を掲載していく予定でございますので、ご覧いただきたいと思います。 また、工事着手前におきましては、事業者を含め、工事説明会の実施を検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 事業費が非常に大きいのでね、住民にもよく分かるように説明をしていただきたいと思います。広報紙でよろしくお願いしたい。 この記事ですけどねえ、読んでて、まあ大体それは分かるんです。ところがね、これを読んでる人はあまりいないと思いますよ、正直。8月2日に都市計画審議会がありましたんで、もう熱処理施設も当然この施設の一部だというふうに私は思ってたし、前からパブコメやってるわけですから。でも、それを知らないと。委員長は、熱処理施設って何って、議論にこれはなりませんよっていうふうな感じでおっしゃられとったし、ようなことなんでねえ、よろしくお願いしますが。 これの中にねえ、136億円、これ後で数字説明いただけると思いますが、JFEエンジニアリングと契約しますということが決まったということと同時に、新ごみ焼却施設の運営事業をエコサービス井笠に委託することも決めた、契約期間は20年となっていると。これ、私も組合議会の議案を見せてもらいましたけど、そこにどこにも出てこないんで、これはどういう意味だろうかというのを伺っておきたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 新聞記事に載っておりました新ごみ焼却施設の運営事業者をエコサービス井笠に委託することも決めたと記事に載っております。このエコサービス井笠といいますのは、先ほど佐藤議員のご質問をいただいたときに答弁にもありましたが、SPC、特別目的会社の名称でございまして、JFEエンジニアリングとJFE環境が出資いたしまして、里庄の新しい焼却場を運営するために設立した会社でございます。こちらの会社とは委託契約になりますので、その契約については議決は要らないので議案に載ってないというふうに西部衛生からは説明を受けております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 委託契約だったら議決が要らないというのは、おかしいと思うんです。20年間の契約だったらね、予算ないんだったら債務負担行為が要る。予算か債務負担行為がないと、契約はできません。さっきの同僚議員も質問をしてましたけど、おかしいと思うんです、根拠がないと。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 この契約締結前に債務負担があったかどうかという事実が、ちょっと資料がないので確認できませんので。ただ、先ほど答弁いたしました内容については、西部衛生の確認した内容によるものでございます。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 ということは、建設の136億円だけじゃなくて、運営もひっくるめて224億円ですか、それになるということなんでしょう。それらも含めて、じゃあ、そのSPCのことは後でまたゆっくりご確認いただきたいと思いますけども。結局、この事業費は全体としてどうなっているのか、財源内訳なども含めてですねえ、項目ごとに、そして最終的に里庄町はどれだけ負担し、またそれは年度別ではどの程度なのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 新ごみ焼却施設の内訳を申しますと、建設工事費が136億5,100万円、20年間の運営管理費が87億5,600万円で、総事業費用として224億700万円の事業でございます。 20年間の各年度ごとの運営管理ということ、運営費が幾らかということにつきまして、まず申し上げますと。87億5,600万のうち、里庄町の負担金は8.3%でございますので、20年間で7億2,674万8,000円でございます。それを20で割りますと、1年当たりが3,633万8,000円、ちょっと少数点以下の関係でちょっとぴったり合わないんですが、そのような数字になっております。 また、建設費といたしましては、これは今回のJFEエンジニアリングとの契約額は136億5,100万円でございますが、そのほかに環境影響評価調査の委託料でありますとか、基本計画の作成委託料でありますとか、そういったものを含みまして、総事業費が145億9,529万3,000円、そのうち国費が43億8,083万9,000円、負担金は令和4年度の施設建設費の負担割合が8.01%になっておりますので、町のほうは8億2,455万6,000円、そのうち起債が使えるのが6億9,600万円、交付税に入る分等を考慮いたしまして純粋な持ち出しは5億2,066万6,000円となっております。建設費に関しては、5億2,066万6,000円、これが純粋な持ち出しで、20年の運営費7億2,674万8,000円については普通交付税に算入されるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 5億3,000万というのは、1年ですか、建設費全体の額なんですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 先ほど申し上げました5億3,000万円いうのが5億2,066万6,000円のことでしたら、建設費の合計金額、町の持ち出しする全ての金額の合計であります。 失礼しました。令和元年度から令和7年度での合計額となっております。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 交付税の算入は起債に合わせてくるわけでしょうから、3年間の負担じゃないんじゃないんじゃないですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 すみません。ちょっと私がどこのところで3年間と申し上げたのかちょっと分からないんですが、運営費については20年で7億2,674万8,000円。建設費のほうは、もう一度申し上げますと、7年間で総事業費が145億9,529万3,000円、国費が43億8,083万9,000円充たりまして、残りのうち8.01%が町の負担になりますので、それが8億2,455万6,000円、起債が6億9,600万円使えますので、残り、交付税算入分等を考慮いたしますと、純粋な町の持ち出しが5億2,066万6,000円です。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 1年で幾ら払うんですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 お支払いする額というのは、負担金の額ということでよろしいでしょうか。それとも純粋な持ち出しで。 それでは、7年度まで全部申し上げますと、令和元年度、西部衛生の総事業費が1,524万6,000円、国費が656万5,000円、町の負担金が67万4,000円、起債はゼロです。よって、持ち出しは67万4,000円です。 令和2年度、総事業費が6,505万6,000円、国費が2,253万3,000円、町の負担金が330万8,000円、起債が220万円、純粋な持ち出しは220万8,000円です。 令和3年度、総事業費が3億1,403万7,000円、国費が3,310万4,000円、町の負担金が2,298万6,000円、起債が2,180万円、町の純粋な持ち出しは2,089万6,000円です。 令和4年度、総事業費が1億8,675万4,000円、国費が5,649万6,000円、負担金の額が1,043万4,000円、起債が750万円、純粋な持ち出しは668万4,000円です。 令和5年度、総事業費が4億8,853万9,000円、国費が1億5,351万3,000円、負担金の額が2,697万2,000円、起債の額が1,510万円、純粋な持ち出しは2,022万2,000円です。 令和6年度、総事業費が39億2,374万6,000円、国費が11億9,189万8,000円、負担金の額が2億2,052万6,000円、起債が1億8,830万円、純粋な持ち出しが1億3,637万6,000円。 令和7年度、総事業費が96億191万5,000円、国費が29億1,673万円、負担金の額が5億3,965万6,000円、起債の額が4億6,110万円、純粋な持ち出しが3億3,360万6,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 ちょっと時間の無駄になったんですが、分かる資料を後できちっとお願いしたいけど。純粋な持ち出しというのはね、それは間違ってる。起債引いたのが純粋な持ち出しじゃないんで、借金は返すんですから、後でね。130億かかって、そのうち50億国費だったら、残りは地方団体の負担だけども、それを半分起債するんでしょう、多分。半分かもっと多いのかもしれませんよ。それは交付税算入がある程度あるんで、その他が純粋な負担、それから初めから負担するものが負担、全部合わせて幾らですか。それは起債が償還が終わるまで続くはずです。その一覧表を後で出していただけば結構ですから、ここではね。だから、とにかく膨大な額になるだろうと推定をさせていただいております。 でも、運営費は3,000万円ぐらいですかね。これ、でも、おかしいなあ。100億近くが運営費だと言ってるのに、3,000万円というのは、そんなもんかな。何かちょっと、20年ですからねえ。その辺の数字、また後でよろしくお願いしたい。大きな額になるはずですので、何かあったらちょっと町長お願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 負担金と起債とそれから起債に関わる交付税の額を差し引いたものを持ち出しということで、令和7年度までの合計で説明いたしましたけど、令和7年度までに今の予定では工事が終わります。工事、当然工事費を払わないといけないので、その総事業費が145億9,500万円ということで、国費を引いて、里庄町の負担金としては令和元年から令和7年度までは8億2,455万6,000円を払わないといけないいうことになります。そのうちとして、起債が使えるのが6億9,600万円ということでございます。 先ほど持ち出しと言ったのは、それぞれの年度で起債をしたものの償還を引いたもので上げてますので、仁科議員がおっしゃられるのは、それは令和7年度までの持ち出しではなくて、起債の償還に応じて交付税が算入されるんだから、それはちょっと違うんじゃないでしょうかというふうなことを言われたんだと思います。そのとおりなんです。 持ち出しというのは、純粋に負担金8億2,455万6,000円の支払いをしたうちの里庄町が20年間起債の償還がありますから、そういった中でトータルで純粋な町の持ち出しは8億2,455万6,000円に対して、5億2,066万6,000円ですよというふうな説明になります。よろしいでしょうか。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 ということは、じゃあ1年間当たりだったら、二、三千万ですと、20年で割ればね。それと運営費の3,000万円で1億いきませんよと、これだけの事業に、20年間、毎年はということなんですか。ちょっとその数字をまた後で一覧表で年度別とか、財源内訳とかね、施設別とか、教えていただきたいと思います。 そのほかに里庄町の負担となるものはないか。 それからねえ、トータルでとにかく大きな事業ですからねえ、224億円、プラス1億幾らありますとかいう。これが、一社しか公募したら応募がなかったということについては、里庄町としてはどういうふうに考えられるんですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。その他に里庄町が負担するものはというご質問でありますが、今の時点で町だけが負担するものは想定しておりません。 一社だけであったということについてなんですが、通告にはございませんでしたので、ちょっと準備ができておりませんので、答弁することができません。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 この入札については去年の夏頃から始まって、今年の2月までと。その間、副町長が入って審査員になって、最後評価をして決めてるという経緯がございますから、副町長、分かっていることをご説明をお願いしたい。プロポーザル方式でやって、どういう条件を出したとかね、相手がどういうことを言ったとか、それでどう評価して、ここに決まったんだというようなこと、分かる範囲内で結構です、覚えてるところをね、ちょっとご説明いただいたらありがたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 失礼いたします。私のほうからは、新ごみ焼却施設整備事業の事業選定に関わった者といたしまして回答をさせていただきます。 今回の新ごみ焼却施設整備事業につきましては、入札に当たりましては総合評価一般競争入札、いわゆるプロポーザル方式によって行われているところでございます。その発注につきまして、私も関係いたしました新ごみ焼却施設事業者選定委員会におきまして、西部衛生施設組合のほうから審査の依頼がありました。入札説明書ですとか要求水準書、そういったものの審議もいたしましたし、それからプレゼン、ヒアリングということで業者選定に関する評価、非価格要素定量化審査等も行ったところでございます。その審査の結果、JFEエンジニアリングが落札者として決定をしたというものでございます。 様々な要求水準書とか入札の仕様書、非常に細かいものでございまして、この場ですぐにお答えすることはできない状況です。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 1社だったんだから、優、良、可、不可とこうしたら、可以上ならば合格となるんで、1社、しょうがないかもしれませんが、そこら辺はどうだったのか教えていただけるんならお願いしたいし、特にですね、気にやっぱりしてるのは、ダイオキシンの0.05なんですけど、そこんとこは本当にきちっとこれでやるという内容は確認できたんでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 仁科議員の新ごみ焼却施設の整備の環境、ダイオキシンの基準等がちゃんと守られるのかというご質問についてお答えいたします。 入札の仕様書等で環境基準、こちらのほうで設定しております基準を示しまして、それに対してそれが遵守できるということでプレゼン資料の、資料といいますか、提案書の提出があったもので、それを評価をいたしたものでございます。 環境につきましては、審査会のほうでは、要監視の基準値等のことですとか、遵守計画について具体的かつ有効な提案がなされており、環境に配慮した施設の実現が可能であるということを判断いたしまして、落札者として決定をしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 次は、交通量の増加対策です。 収集ごみ運搬車両の大幅な増加に加えて、熱利用施設利用客の車の集中が重なり、さっき1日200人とありましたけども、それは往復だと400になるんですけど、交通量は格段に増えることになる。そうした交通量、現状幾らに対して幾らに増加すると積算しているのか。それを路線別にですねえ、またどういう車両別に合計幾らと考えているのか、そしてまたそれの対策をどう考えているのか伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。交通量の見込みでございますが、西部衛生施設組合が実施しております新ごみ焼却施設に係る環境影響評価におきまして、県道六条院東里庄線の干瓜地区と池ノ平地区、それから町道新庄613号、浅口市の寄里農道の、里庄焼却場から寄島へ抜けていく道ですね、こちらの4か所で交通量調査を行い、騒音、振動に係る予測評価を実施しているところでございます。24時間で上り、下り、合計台数、仁科議員言われたように、行って帰れば2台ということになります。現況の交通量につきましては、ごみ搬入車両を含んだものとなっております。 まず、県道六条院東里庄線の干瓜地区での測定結果ですが、現況の交通量として大型車が220台、小型車が3,224台、24時間なんで丸一日です。一般車両も当然含んでおります。ごみ搬入車両も含めて、一般車両も含めたものでございます。増加の交通量の見込み、これ搬入車両ですが、320台を見込んでおります。 次が池ノ平地区ですが、現況の交通量、大型車が258台、小型車が3,341台、増加の交通量、搬入車両ですが、これを80台見込んでおります。 町道613号線、ちょうど焼却場へ入っていくところ、進入道路でございますが、現況の交通量、大型車226台、小型車695台、増加交通量、搬入車両の見込みですが、580台。 寄里農道、現況の交通量、大型車が10台、小型車が208台、増加交通量、搬入車両の見込みですが、60台となっております。 次に、熱利用施設の利用者による交通量の増加につきましては、今の段階では各路線別、車両別の増加量の算定は行っておりません。今後、想定利用者数等から駐車場台数について設定していきますが、その時点で増加する車両の目安をお示しできるタイミングがあると考えます。 また、対策につきましては、現在実施しております交差点改良工事や町道拡幅工事を実施してまいりますが、安全面の配慮等につきましては西部衛生施設組合に依頼してまいりたいと考えます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 613号で580台往復で増えるということですか。それから、寄里というのは、裏側のほうから入ってくるから613号を使わないということは、それ両方合わせて640台が増えるという考え方でいいでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 仁科議員のお見込みのとおりで、増加交通量は進入道路のところが580台、寄里農道のところが60台となりますので、ごみ搬入に係る増加見込みは640台ということになります。 以上でございます。 先ほど申し上げましたように、測定は24時間で上り、下り、合計台数ですので、行って帰れば2台とカウントされております。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 24時間といいますけども、ごみの搬入は時間が限られてますから、朝9時からですか、8時からか、4時半かな、何かまで限られてますよね。だから、それは変えないんですから、7時間ということは、100台ぐらい増えちゃうと、1時間当たりね。すると、30秒に1台増えると。大変な増加だと思うんです。 それに併せて200人利用するということは、2人でやってきたらね、熱処理施設のほう、100台増えるということですよね、往復だと200台増えるということですから。それ、また7時間で割ったら30台ぐらい増えて、物すごい数になるんじゃないかと思うんですね。どう考えますか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 熱利用施設の交通量の増加につきましては、まだ現時点では見込み等立っておりませんが、仁科議員がおっしゃられるとおり、相当数そちらの利用者の方の分も増えると認識しております。 対策につきましては、先ほど申し上げましたが、交差点改良工事や町道拡幅工事、実施しております。それにその他にも安全面の配慮につきましては、西部衛生施設組合のほうに依頼してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。
    ◆6番(仁科英麿君) 地元の皆さんも、公害問題もさることながら、これについて非常に心配されてますよね。いろいろパブリックコメントに意見を出したけど、答えもないというような話もちらちら聞くんですけど。路線の新設が一番いいと思うんですけど、それはなぜしないのか。それから、それはもうどうしてもできないんなら、待機擦れ違い場所の新設確保、一方通行あるいはスピード制限、迷惑かけないようにですね、こんなことを考えるべきだと思うんですが、どう考えているのか、分かるところで教えていただきたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 路線の新設等については、県道、町道ともに今のところ新しい整備は考えておりません。 待機擦れ違い箇所の新設等につきましては、町民課のほうでは焼却場の中でのほうの説明をさせていただきますが、施設敷地内の動線については住民の方のご迷惑とならないよう、渋滞して町道にまではみ出ることがないような設計になるように組合のほうには伝えてあります。 また、搬入される委託業者、許可業者、住民の方には、周辺での安全運転に努めるよう、声がけ、注意喚起をしてまいります。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 私からは新庄613号線について、今道路改良工事をしておりますので、その関係で説明させていただきます。 県道六条院東里庄線及びこの県道から清掃工場に向かう町道新庄613号線の車道については、今後は2車線で車が対向できる形に整備する予定でございますので、待機場所の新設や一方通行の規制は現時点で考えていません。 道路のスピード制限についても、今までどおり、今の既存の40キロ、県道40キロ、清掃工場30キロいう形で、このスピード制限を厳守していただくように徹底して周辺住民等の安全確保に努めてまいりたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 いろんなことを考えていただきたいと思うんですが、一番考えなきゃいけないことは、613号で上がっていったら、帰りは向こう側に下りてもらうとか、向こうから上がってきたものを上手にさばいていただいて、寄島と大島のほうにも抜ける道がありますよね。それらもひっくるめて、うまくこれから考えていただきたいと思うんで。地元の人、非常に心配しております。それから、スピードについてもね、やっぱりがたがたがたがたなるので、そこについてはもう30キロするとかですねえ、なんかもぜひ考えていただきたい。時間がないんで次へ進ませていただきますが、よろしくお願いしたいと思います。 熱利用施設なんですが、パブリックコメントに1月に付されて、15万人で意見出したのは、私ともう一人誰かが出されているということが推測分かるんです。私、いろいろ出したものの、重要なところは外れて、答えがホームページに載ってると。そこの中に私の出してないことが1つ入ってるから、誰かがもう一人出されてるというぐらいで、ほとんど浸透してない中で、私は町の地元の一般財源はまさか使わんだろうと意見出してるんですけど、そこについては何の回答もないんですが、DBO方式、PFI方式である程度公費使ってやりますというのが書いてあって、何となくそれが承認されたような格好で進んでいる。 これについて、建設幾らかかるかっていうのは何の話もいまだにないわけですけど、何かちらちら40億円か50億円ぐらいかかるんじゃないかっていうような話もありますけど、それらは一体どうなってるのかということをもう一回内容を明らかに。今日、同僚議員からも内容の質問がちょっとありましたけど、それらもひっくるめてですねえ、もうちょっとこういう内容で具体的にですよ、利用はこうで、料金はこうで、こうだと、それで収支はこういうふうにして合わせるんですという中身をきちっとして、もう一度パブリックコメントをすべきだと。みんながちゃんと意見を出すようにですね。大きな施設をつくった後、大きな赤字になったら困るわけですよねえ。 これ、里庄町にとっては大変な施設だと思うんですよ。地元の人たちは大変期待してる人もおります。レジャーランドを造ってもらえるんだよという声もあると。それからまたね、これ雇用の場ができて非常にありがたいねという声もあります。一方で、こんなもの造っても、来る人がいるんかという話もあります。分からない。2号線バイパスできるんですから、倉敷あるいは岡山、福山からどんどん来てくれるかもしれないんで、それなら大変いい話だし。もっと詰めてからこれはスタートすべきだと、この点を、お答えをお願いしたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 たくさんちょっとご質問をいただいたので、ちょっと順番にお答えしますが、答弁漏れがありましたら、またご指摘いただけたらと思います。 熱利用施設につきましては、西部衛生のほうできちんと手続を行い、事業を進めているという認識でいます。その性質上、多目的な使い方をする施設であり、ある意味自由度がとても高いことから、多方面の意見を取り入れながらよいものを造ろうとしています。確定した公表できることは公表していると認識しています。 昨年度、岡山県西部衛生施設組合熱利用施設整備基本計画の策定に向け、周辺住民へのアンケート調査及びパブリックコメントを実施しました。アンケート調査対象を周辺住民とした目的は、当施設が地元還元施設という側面を持つことから、地元の皆様が利用しやすい施設とするための情報収集として行ったものでございます。また、パブリックコメントについては、組合を構成する3市2町の住民を対象として行ったところ、浅口市及び里庄町に在住の2名からのご意見が提出され、1名は仁科議員だということでございますが、その内容及び組合の考え方について公表しております。 施設の想定利用者や規模については、基本計画の内容を基本としつつ、PFI法に基づく手続の中で民間事業者の意見を聞きながら組合としての要求水準を固め、最終的な計画内容で価格を設定していく予定としています。 里庄町が一般財源を使うべきではないというご質問、ご意見がありましたが、熱利用施設は西部衛生施設組合の施設として3市2町で整備するものです。組合規約第20条に記載のとおり、組合の経費は組合市町に分布することとなっているため、里庄町が全く負担しないということにはならないと考えます。 総事業費は、基本計画において定める施設規模や事業方式によって大きく変動する可能性があるため、現時点ではお示ししていない状況ですが、他の自治体等の同様の施設を参考に施設整備費と約20年間の維持管理費と運営費を合計した約30億円程度が総事業費となると見込んでおります。里庄町の負担をお示しするのは、財源としての補助金等、変動要因も多いため、現時点ではお答えすることはできません。 再度パブコメを実施すべきではないかということでございますが、岡山県西部衛生施設組合熱利用施設整備基本計画については、昨年度末に既に策定しておりますので、再度パブリックコメントを行う予定はありません。 今後は、基本計画の内容を基本としつつ、事業者選定に向けて、施設の詳細について現在協議を行っております。詳細がまとまり次第、組合から圏域住民の皆様にもお知らせする予定と聞いております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 いや、これ、町長、真剣に取り組んでほしいと思います。アンケートがでたらめ。500世帯をこの周辺の市町だけで取ってね、1,500世帯。そのうち、答えをするのは一番利用したい人が答えをしてくれと、こういってるんですよ。そしたら、プールどうですか、あったらいいなという人が半分近くいましたとか、こういうなことでね、はい、500人使いますとかと言ってるけど、そんな1年に一遍しか行かないかもしれないんでねえ。もっときちっと市場調査をしなきゃいけないです。 それから、補助金はこういう施設はまずないと考えるべきですよね。それで、全体の建設費、運営費はどうなるか。町の持ち出しは迷惑施設だから、だからこれも造りますからと。これは売電で電気代売上げで賄いますよというのが常識ですよ。その範囲内でやるように努力をする。全体でこういうことだということでもう一回相談するようにしてほしいんで、ぜひそれをねえ、町長、本当に真剣に考えていただきたい。大変な事業ですよ、これは。ちょっと町長の答弁をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 この熱利用施設の整備につきましては、仁科議員おっしゃられるようにね、組合全体としても、里庄町としても非常に重要な施設整備になると、このように私も感じております。実際の整備費であるとか、その後の運営費に幾らかかるのか、そういったことはねえ、本当に町の財政であるとか、構成市町の全体的な財政のことも本当に重要になってくると思います。 仁科議員おっしゃられるようにね、慎重に、そして真剣にですね、取り組んでまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 公共交通計画ですが、今作業されてますが、どう進んでるか。それで、委員の中にですねえ、地域代表として何人か入っておられるけども、やっぱり高齢者の人、今後運転免許を返上する人、そういう人、あるいは今助成をもらってない人、高齢者だけどね、対象外になってる人がいろいろ要望があると思うんです。そういう人の意見をきちっと反映する仕組みをつくってほしい。それできちっとやらないと、これも大きな失敗になるんじゃないかと思うんで、その辺の考えを教えていただきたいと思います。 ついでに伺いますがねえ、高齢者はタクシー券をもらってる人ともらってない人、75歳以上で、本当は所得が低ければ対象になるのに、所得が高いからもらってない人はどのくらいいるのか伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 執行部側、答弁をお願いいたします。 村山企画商工課長。 ◎企画商工課長(村山弘美君) 〔登壇〕 仁科議員の地域公共交通計画策定の進捗状況に関するご質問でございますが、今年度に入り、里庄町地域公共交通会議を3回開催し、里庄町における公共交通の将来像等について議論してきたところでございます。この会議においては、昨年実施しました住民意識調査の結果について意識交換をしたり、委員の皆様からこの結果を尊重した意見を多数いただいているところでございます。今後、会議での協議を踏まえた地域公共交通計画の案を作成し、会議で協議した上でパブリックコメント等を実施する予定としております。 この会議の委員さんでございますが、里庄町のほか、学識経験者、関係する道路管理者、公安委員会、交通事業者、議会の代表、住民代表の方々などから構成されており、女性、男性、両方の目線でご意見を伺えるようにしております。年齢のほうも40代から70代半ばまで、幅広い意見をその中で伺えるように構成させていただいております。 この地域公共交通会議においては、交通手段の乏しい方にとっての交通手段も含め、様々な立場で適切なご意見をいただけておりますので、今後計画の策定に当たり、しっかりとそういった貴重なご意見を参考に、里庄町に合った、また里庄町の時代に沿った意見を反映できる計画を策定したいと考えております。 仁科議員のご質問の中にチケットの所得による交付されていない方などの数とか申されましたが、こちらのほうにいただいておりませんので答弁できませんので、差し控えさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 公共交通会議は、今までの従来型ですよね、行政のそういう意思統一とかね、ちょっと地元も入れてという。そうじゃなくてねえ、これ、本当に利用する人がどういうニーズを持ってるか、それに応えるシステムはどうかということを検討していただかなきゃいけない。だから、私言ってるんです。そういう人のニーズ、非常に期待してますから、それをうまく入れるようによろしくお願いしたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 時間になりましたので。これ、答弁が要る。            (6番仁科英麿君「答えはして下さい」と呼ぶ) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 仁科議員がね、言われたように、地域公共交通会議の中でですね、現在の状況、それから将来を見越してですね、本当にどういったものが必要になってくるのかというふうなことをしっかり議論いただいてですね、現時点ですぐできること、そして将来またそういったものが必要になったときにそういうふうな体制が取れるように、そういうふうな計画をつくってまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) これにて一般質問を終結いたします。 以上で本日の日程は全部議了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次回は9月6日午前9時半から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。 皆さんご苦労さまでした。            午後4時56分 散会...